食事に誘うのはなんのお礼でもない!?
しきりにこちらを伺うように見てきたり「お年玉とともに入学祝いを渡したの」とわかりきっている話をしつこく出してきたり。いただいたことへのお礼の言葉はきちんと伝えしましたが、足りないのかな? と思い、その話になるたびに夫と子どもとともにお礼を口にしていました。しかし、義母の不満気な態度は変わりません。
その日はすぐに帰宅しましたが、いつもしてくれるお見送りすらありませんでした。普段から気分の波がある義母なので、義父も夫も義母の突然の態度の変化には慣れているようで、気にしなくていいと言うばかり。モヤモヤした私は「入学祝いをいただいたからなにかお礼をしたいです」と言うと義父が「お礼はいらない。お礼の品を買うくらいなら、その分孫になにか買ってあげて」と言うので、「じゃあ、せめてごはんでも一緒に食べに行こう」と夫が言い、私と夫と義父で話がまとまり、義母には義父から伝えてもらうことに。
数日後、私の携帯に義母から電話がかかります。いつも家族でいるときはスピーカーモードにしてみんなで話すので、その日もなにも考えずスピーカーモードにして出ました。しかし出た瞬間「私は孫にお年玉も入学祝いも渡したのよ! お礼はないの!?」と怒鳴りだす義母。その場にいた息子も義母の怒鳴り声に驚いています。すかさず夫が「お礼は何度も言っただろう? ごはんにも誘ったし、これ以上なにが言いたいの?」と返します。すると「言葉のお礼なんかもらっても1円にもなりゃしない! こういうときはお礼の品を用意するのが礼儀です! 年老いた両親をごはんに連れて行くのは当たり前でしょう! なんのお礼にもなってない」とさらにヒートアップ。そこで夫が「母さんが俺のおばあちゃんにお礼の品を用意してるところなんて、見たことない」と言います。義母の言い分は「そんなの関係ないわよ! あなたたちの気持ちの問題よ!」とのこと。挙句の果てには「あなたの嫁は、老人をいじめる教育しか受けてない。お礼もできないなんて親の育て方が悪い!」と私の両親にまで敵意を向け出す始末。これには夫も「口を開けば自分の要求ばっかり! 育ちが悪いのはどっちだ!」と大激怒。騒ぎを聞きつけた義父が電話の向こうで義母をなだめてくれ、なんとか落ち着いてくれたのでした。
後日、モヤモヤは残っていましたがお祝いをいただいたことへのお礼はしたかったので、約束通り義両親と食事に行きました。そこでお礼にギフト券とお菓子を渡したので、義母の気持ちは収まった様子で、おいしそうに食事を口にします。義父は「母さんがあんなこと言ってすまない」と言ってくれましたが、義母からは謝罪の言葉はありません。義父にお礼の品はいらないと言われたからといって、それを鵜呑みにしてはいけなかったとわかりました。今後は義両親といえども「親しき中にも礼儀あり」を常に考え、行動したいと思った出来事です。
著者:水沢ありか/30代・ライター。鉄道が好きな9歳の息子を育てるママ。休日は親子で電車を眺めに出かけて楽しんでいる。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
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