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「ギョッ!」義父の品のない行動に驚がく!娘がマネして赤面の事態に!【体験談】

幼い子どもを連れて夫の実家に帰省していたときの話です。義母が作った料理を囲み、みんなで夕食を楽しんでいると、私の視界にありえない光景が飛び込んできました。それは、まるで妖怪のように見える義父の品のない姿……。自分の子どもにも影響を与えてしまった、義実家でのマナーを欠いた出来事についてお話しします。

 

もったいないけど、みっともない

私たち家族は、お盆や年末年始に私と夫それぞれの実家に帰省するのが恒例となっています。義実家への帰省というと、気をつかったり生活リズムが崩れたり、嫁の立場からすると何かと面倒な行事と感じてしまうものです。しかし、子どもが生まれてからの帰省は、孫と会えるのを楽しみに待っている義両親の気持ちに応えたい、という思いが芽生えたこともあり、前向きに捉えるようになっていました。

 

そして、娘が2歳になった年のお正月、義兄家族も集まり、義実家はにぎやかな雰囲気に包まれていました。料理好きな義母が作ったごちそうを囲んで、みんなでお酒を酌み交わしながら話も弾みます。私はお酒が飲めないので、子どもの食事を見守りつつ、盛り上がっている食卓を微笑ましくも冷静に見ていました。すると、そんな私の視界にありえない光景が飛び込んできたのです。

 

なんと、義父が食べ終わった後の皿をなめているではありませんか! その様子に気付いた娘が食べる手を止め、義父が皿をおいしそうになめているのを見つめていました。

 

食事中のマナーを害するような光景に私がギョッとしていると、義父を見た義母が「そんなにおいしかったの~?」と、自分の作った料理を皿の隅々までたいらげる夫に感謝している口ぶりで言うのです。そして義父もまた、「もったいないからなめた!」とうれしそうに答え、みんな酔っているのもあってその場は笑って過ぎていきました。

 

子どもがマネして恥をかく

たしかに、「もったいないから残さず食べる」というのは、自分が子どものころから言われてきた教えでもあります。今や食品ロスの考えからも、食べ物を無駄にしない、捨てないといったことが世の中の目標としても掲げられています。しかし、食事中に皿をなめる行為が真っ当なものかといえば、マナーとしては受け入れ難い! と、シラフの私は冷静に考えていました。

 

そもそも50代の大人が皿をなめるという光景を初めて見たので、ツッコミどころ満載な上、その見た目が「妖怪皿なめ」のようで、おぞましくも感じられたのです。そして、皿なめ義父を見ていた娘は何を感じていたのか心配になっていました。

 

衝撃を受けた義実家でのお正月帰省を終え、今度は自分の実家への帰省。私は、義父が皿をなめたことを母に話したくてしょうがなかったのですが、夫もいる中で「お皿をなめるってありえないよね!」なんて批判めいたことは話しにくく、ひとりもんもんとしていました。

 

そして、母や弟家族と一緒に外食へ行ったとき、事件が起こりました。デザートのアイスを食べ終えた娘が、器を持ち上げたと思った瞬間ペロペロとなめ始めたのです。「そんなことしちゃダメ!」と、とっさに叱る私に対し「だって、もったいないもん」と歯向かう娘。さらに今度は母が「なんでそんな食べ方をさせているの!?」と私を叱るという構図……。向かい側のテーブルにいた家族や横切る店員さんが「あらあら」という顔でこちらを見ているのがわかり、恥ずかしい思いをしてしまいました。

 

 

猫も杓子も皿をなめる

ここでようやく、事の経緯を母に話すことに。「妖怪皿なめ」の息子である夫も「すみません、うちの父がやっていたので、娘もマネしたのかもしれないです」と、父親のマナーの悪さを認めたのでした。

 

私が見たありえない光景は、2歳の娘にとってもやはり影響が大きかったようです。「だってね、じいじもペロペロしてたよー」と屈託ない表情で話す娘に、小学2年生のいとこが「うちの猫もごはん食べた後にお皿ペロペロするから一緒だね!」と話していました。猫も義父も、おいしくてもったいないから皿をなめるのか?と、猫と義父と娘が並んで皿をなめる様を想像して、滑稽でおかしくなりました。

 

その後、「ごはんを食べ終わったらお皿をなめるんじゃなくて、ちゃんとごちそうさまって言えばいいんだよ」と教えると、娘も食事のルールとして理解したようです。

 

まとめ

夫の話を聞くと、子どものころ「出されたごはんは全部きれいに食べなさい」と親から言われていたようです。自分の親世代が持つ「もったいない精神」は、しつけやマナーとしてとても大切なことだと思います。一方で、食事中に不快な思いをさせないという、人前で守るべきマナーがあることも、自分の子どもにはしっかり伝えていきたいと感じた出来事でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:吉井 マリー/40代・ライター。人生ずっとおもしろおかしく生きていきたい! 2020年、2022年生まれのおてんば娘たちの子育てに日々奮闘しながら、加齢に伴うさまざまな悩みとも闘っている。

イラスト/マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)

 

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