思いがけない診断に衝撃
ところが診察を受けてみると、医師から意外な言葉が返ってきました。「若年性の更年期」、いわゆる“プチ更年期”の可能性があるというのです。「こんなに早く更年期が来るなんて」と、驚きと戸惑いで頭の中がいっぱいになりました。
クリニックでは漢方薬を処方してもらいましたが、これが私にはとても苦く感じられてしまい、飲むのがつらかったのを覚えています。そこで、成分が似ている市販の漢方薬をいろいろ調べて試してみることにしました。
すると、こちらのほうが飲みやすく感じられ、私には合っていたようなのです。医師に相談したところ「きちんと飲めるものを続けるのが大切だ」と言われたので、市販薬に切り替えることに。すると少しずつですが、体調が安定していきました。
生活習慣を見直してみると、さらに変化が!
医師からは「若年性更年期には生活習慣の乱れが影響する場合もある」と聞き、まずは早寝早起きを意識し、ストレスをできるだけため込まないよう心がけました。軽い運動や食事の見直しも少しずつ取り入れていったところ、半年ほどで症状が和らいできたのを感じます。
私はもともとアロマの香りが好きだったので、半身浴のときにアロマオイルを使い、リラックスできる時間を作るようにしました。すると、睡眠の質が上がったのか、次第に「うんざりするほどの体調不良」から抜け出せる日が増えていったのです。
普段から甘い飲み物が好きだったのですが、この機会にできるだけ控えてハーブティーを取り入れてみました。食事は和食を中心に、曜日ごとに和・洋・中をバランスよく楽しむように心がけたり、お菓子は控えめにして代わりに和菓子を少量だけにするなど、少しずつ無理のない範囲で改善をしていったのです。
40代前半になった今
若年性更年期は「プレ更年期」とも呼ばれることがあるそうで、当初は正直「こんなにつらいの?」と気がめいることもありました。でも、一つひとつの工夫が重なって、気付けば以前よりラクになっていました。
そして迎えた40代前半。あのころのように強い症状に悩まされることは少なく、体調不良に振り回される日もだいぶ減りました。慣れもあるのかもしれませんが、生活習慣を整えたことが大きいように感じています。
以前はあまり意識していなかった睡眠時間や食事、運動を気にかけるようになった結果、和食のおいしさを再発見したり、ハーブティーやアロマを楽しむようになったりと、自分なりに楽しめる工夫が増えたのはうれしい変化です。
まとめ
「まだまだこれから先、本格的な更年期がやってくるかもしれない」と思うと不安になることもありますが、同時に「きっと今までの経験が活きてくれるはず」と前向きに考えられるようにもなりました。あの“プチ更年期”に振り回された日々はつらかったけれど、少しずつ乗り越えながら得たものも多い気がします。これからも無理せず自分のペースで、楽しく健康的な毎日を続けていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:高梨鈴香/40代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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