
双子たちが自由に遊べる公園を見つけた!
自宅近くの公園は、大型遊具が多く、双子たちが安心して遊べる場所がなかなか見つからない広場でした。そんなとき、支援センターで知り合ったママ友に穴場の公園を教えてもらい、早速行ってみることに。
その公園は広々としていて、人が少なく、まるで双子たちの貸し切り状態。双子たちは大喜びで遊んでいて、自由に楽しめる場所が見つかり私もうれしくなりました。
その後、私たちはほぼ毎日その公園に通うようになったのです。
あるとき、高齢の女性に声をかけられ…
あるとき、滑り台や砂場で遊んでいたときに70代くらいの女性が「あら、かわいいわね。双子?」と声をかけてくれ、そこから世間話をしました。
それから3日後、公園へ遊びに行くと、公園のすぐ近くの家から先日会った女性が出てきて「こんにちは」と声をかけてくれました。
もしかしたら、子どもたちの声がうるさいのかもしれないと思い、私は「いつも、うるさくてすみません」と謝罪。
すると「いいえ、子どもは元気が一番だから。よかったらこれ食べてちょうだい」と、女性から値引きシールのついた巻き寿司を渡されたのです。
会うたびに食べ物をもらい困惑
突然のことに思わず「ありがとうございます」と受け取ったものの、子どもたちは生魚が食べられません。しかも、もらったものをよく見ると3日ほど消費期限切れ……。
その日以降、会うたびにお菓子や食べ物をくれるようになった女性。なかなか断りきれず、女性は食べる様子を見届けるまで帰ってくれないので、私がその場で一口だけ食べるようになりました。
いただく食べ物はケーキやお菓子などもありましたが、賞味期限切れや、子どもたちには適さないものも多く、私は申し訳ないと思いつつ家でこっそり廃棄するように……。
やがて、女性に会うのが少し面倒に感じるようになり、あまりその公園に行かなくなりました。
よく知らない人から食べ物をもらうのは安全面の不安もあるので、はっきり断るべきだったと反省していますが、女性の親切な気持ちをむげにできなかった自分にも責任があると感じました。今後は、丁寧に断る方法を身につけていこうと思います。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)