義姉の心無い言葉
娘が1歳になった年のひな祭りのことです。グループメールには、義姉から3歳の娘の節句を祝う写真が大量に送られてきました。見ると、おしゃれでかわいらしい衣装を着た義姉の子どもが、風船などで装飾された部屋の一角でポーズを決めています。「姪っ子ちゃん、すごくかわいいね」とメールを送った私。すると、義姉から「そっちはどんなお祝いしたの?」と返ってきたので、かわいい衣装も部屋の装飾もしていなかった私は、お祝いの料理を前に笑顔になっている娘の写真を送ることにしました。
すぐに数名の既読がつき、義両親も見ているんだろうなと思っていると、「お祝い用の服はなかったの? ひな祭りの飾りつけもしてなかったの? 写真はこれだけ?」と、私の写真に対して義姉からクレームのようなメールが。さらに義姉から個人メールで「お義父さんもお義母さんも孫たちの写真を楽しみにしてるから、写真をたくさん送ってあげて! それに初節句が衣装も飾りつけもないなんて、娘ちゃんがかわいそうだよ」と来たのです。このメールに私は、できない自分が母親として、そして嫁として情けなく、悲しい気持ちに。すると私の様子に気づいた夫が話を聞いてくれ、「そんなことしなくていいから」と言ってくれました。さらに義姉には「妻も僕も子どもの世話と家事でいっぱいいっぱいなんです。お義姉さんみたいに要領よくはできません!」とメールを送ったのでした。
しばらくすると、義姉から直接私あてに「私、自分のことしか考えてなかった……。私ができるんだからあなたも当然できるでしょ、なんでしないの? って、強要してたよね……。ごめん」というメールが送られてきました。後日、義両親も「無理に写真やメールを送らなくていいのよ、あなたはあなたのペースで子育てをしてね」と言ってくれて、私の気持ちはラクに。このことを機にグループメールの強制感はなくなっていったのでした。
義両親を喜ばせたい、いい関係でありたいという義姉の言動には尊敬するものがあります。しかし、私は子育ての合間を縫って、要領よくこなすことができませんでした。今回の出来事を通して、子育てのペースを認め合うことが大切だと感じました。
著者:吉井マリー/40代・ライター。2歳と4歳の娘たちの子育てに奮闘中の母。人生おもしろおかしく生きることをモットーに日々を送っている。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
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