記事サムネイル画像

2歳の娘に義兄が勝手にイクラをあ〜ん「食べさせたことないのに!」同い年の子を持つ姉がガツンと一言

長男が5歳、長女がもうすぐ3歳を迎えるというころの話です。私の娘と姉の子は偶然にも同い年で、生まれた月まで一緒。そのため、姉と私は、よくお互いに育児の相談をしていました。ある日、娘たちが3歳になるお祝いを合同で行うことにしたのですが、義兄がまさかの行動をしたのです……。

 

義兄のまさかの行動に、頭が真っ白…

長男が5歳、長女がもうすぐ3歳を迎えるというころの話です。私の娘と姉の子は偶然にも同い年で、生まれた月まで一緒。そのため、姉と私は、よくお互いに育児の相談をしていました。

 

私はよくも悪くも真面目すぎるところがある性格で、そうではない姉とは子育ての仕方に対する感覚が違います。例えば、初めて食べさせる食材や生ものなどに対して、私のほうが慎重派。生ものは娘が3歳になってから、平日病院が開いている時間に食べさせようと考えていました。一方姉の子は、2歳半ごろから徐々に生ものにチャレンジしていたようです。とはいえ、お互いの意見を押し付けるわけではなく、姉は姉、私は私と、いい関係が築けていました。

 

そんな中、娘たちが3歳になるお祝いを合同で行うことに。姉と義兄、姪っ子をわが家に招き、手巻き寿司をみんなで楽しむことになりました。娘はまだ生ものを食べたことがなかったため、野菜や卵、加熱した魚などを娘用として用意し、他にも大人も子どもも食べやすいよう、さまざまな食材をセッティング。わが子たちも姪っ子も大喜びで、楽しい時間を過ごしていました。ところが、私が長男のお世話で少し娘から目を離した隙に、事件が勃発します。

 

義兄の「え? 食べたい? あーん……」という声に、まさか! と思って振り向くと、そこにはまだ食べたことのないイクラをほおばる娘の姿が! 一瞬頭が真っ白になりましたが、すぐに、休日でかかりつけ医が休診であることに対する焦りや、初めての食材、しかも生ものを確認もなく勝手に食べさせられたことへの怒りと悲しみがこみ上げてきます。わざわざ食材を分けていたし、まだ生ものを食べさせたことがないことも義兄に伝えたはずなのに、なぜ? という気持ちでいっぱいになり、ひと言物申したいと思ったそのとき! 先に声を荒げたのは、まさかの姉でした。「なんてことするの! 生ものはまだ食べたことがないって聞いてなかった!? アレルギーが出たらどうするの!?」と、すごい勢いで私が伝えたかったことを全部義兄に言ってくれたのです。義兄は、自分の子どもがイクラを食べられるため、娘にも同じ感覚であげてしまったとのこと。幸いにも、その後娘がアレルギーを起こすことはなく、義兄もすぐに謝ってくれたため、私の怒りや悲しみも徐々に薄れていきました。

 

姉には「大丈夫でしょ!」で片づけられると思っていた私。姉が義兄より私の味方になってくれ、うれしく思いました。子どもを交えて誰かと食事をするときは、事前にもっと詳しく食事について注意していることを共有しておくのが大切だと感じた出来事です。

 

※いくらは塩分が多く、生で食べるのであれば3歳ごろからが安心です。

 

著者:伊東 杏/30代・ライター。わが道を行く7歳の息子、とひょうきんな5歳の娘を育てる母。夫は理屈屋。「ていねいな暮らし」に憧れ、いつか自分も……と夢見ている。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)

 

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • 通報
      お義兄さんが断りなくお子さんにイクラを食べさせるのはよくありませんね。 しかし、食物アレルギーに関して誤解があるようです。 免疫寛容をご存知でしょうか。口から体内に入れたものは、食物と認識してアレルギ… もっと見る
      お義兄さんが断りなくお子さんにイクラを食べさせるのはよくありませんね。 しかし、食物アレルギーに関して誤解があるようです。 免疫寛容をご存知でしょうか。口から体内に入れたものは、食物と認識してアレルギーを起こさないとういう意味です。 食物アレルギーは、原因物質が口から入る前に体内に入ることで起こります。口以外から入ったものは異物とみなしアレルゲンとなります。これを感作といいます。離乳食開始前のお子さんが既に感作されているという報告があります。 口以外のルートとして、アトピー性皮膚炎のお子さんの皮膚からと考えられています。炎症部分のバリアー機能が弱いため、例えば、ナッツを触った手でお子さんを触ると感作します。ナッツを触ると4時間は手についているそうです。 皮膚から侵入する前に口から摂取せよというのが現在の食物アレルギーの予防方法です。離乳食は量と調理法が適切でしたら早めでも構いません。むしろ遅い方が良くないです。 食物アレルギーの治療も口から摂取することで行います。医師の監視下で少量ずつ摂取していってゆっくりと進めます。 アトピー性皮膚炎→食物アレルギー→花粉症→喘息とつながるアレルギーマーチがあります。 アトピー性皮膚炎で止めるのが最良です。

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    ママトピの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む