続く腹痛と下痢
内科を受診したものの、当初は整腸剤を処方されただけでした。ところが最終的には血便が出るようになり、「これはさすがにおかしい」と思い、再度かかりつけ医へ行くと大きな病院を紹介されることになりました。
大きな病院に行く前、かかりつけ医では痔の可能性を指摘されました。実は出産時に痔を経験したこともあり、強く否定はできませんでした。しかし血便が続くのはやはり心配で、思い切って専門の検査を受けることになったのです。
意外な検査結果に…
久しぶりに便の検査を受けるのは正直少し恥ずかしい気持ちもありましたが、検査自体はスムーズに進みました。同時におこなった血液検査では、続く下痢が原因と見られる脱水と栄養不足が見つかり、すぐに点滴につながれることに。点滴を受けながら検査結果を待っていると、担当の先生が険しい表情で病室へ入ってきました。何を言われるのかと、とても不安な気持ちになったのを覚えています。
結果を聞いて、思わず言葉を失いました。なんとO-157というウイルスに感染しているというのです。名前は知っていたものの、まさか自分が感染するとは想像もしていませんでした。思い当たる感染経路はなく、一緒に食事をしている夫も症状はありません。それでも原因がわかった安心感と同時に、驚きや戸惑いが入り混じった気持ちでした。
感染原因がわからない
治療は、ウイルスを排出するため下痢止めを使わずに整腸剤が中心でした。便が通常の状態に戻るまで、痛み止めも併用しながら経過を観察する形です。栄養がうまくとれない時期が続いたため、私は1週間ほど毎日点滴に通いました。なぜ感染したのかははっきりわからないものの、当時はかなり疲れがたまっていて、体力が落ちていたのかもしれません。
その後は、すぐに症状が良くなるわけではありませんでした。食べるとすぐ下痢をしたり、おなかの痛みに悩まされたりして、腸内バランスが乱れた状態がしばらく続きます。1年ほどは腸の調子が不安定で、完調とは言えない日々でしたが、時間がたつにつれて少しずつ快方に向かい、最終的には以前のように過ごせるようになりました。
まとめ
今回の経験を通して、専門的な検査を受ける大切さを改めて実感しました。今は完治していますが、今回の件をきっかけに、自分の体調変化にはより敏感になりました。長く続く違和感や異常があれば、早めに医療機関を受診することの大切さを痛感した体験談です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:鈴木ともみ/40代女性・主婦
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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