A子からの返信は…
もうすぐ挙式という時間になっても姿を見せないA子。私は心配になり、「何かあった? 大丈夫?」とメッセージを送信しました。すると彼女からは、「さっき起きた。式には出席しないから。貧乏農家の草を食べさせられるなんてありえないもの」と送られてきたのです。
「欠席するなら事前に言ってくれればよかったのに……」と思いつつも、「スピーチは?」と聞くと、「するわけないでしょ。どうして私が、貧乏人の式でスピーチしなくちゃいけないのよ」とのこと。
私が「残念だけどわかった」と承諾した後も、「わざわざ貧乏になりにいくなんて。私にはその感覚がわかんないわ。私、人付き合いは選ぶタイプだから、あんたとの友人関係もこれっきりね。貧乏生活に耐えられなくなって、縋られても困るから」と言いたい放題。
私は「縋ることになるのは、あなたのほうだと思うよ」とだけ返信し、連絡を区切ったのでした。
案の定、縋りついてきたA子
その後、式は滞りなく終了。彼の実家の野菜もおいしいと評判でした。
実は、彼のご両親がつくっている野菜は、多数の一流シェフが「仕入れたい!」と言ってくるほど、評価が高いのです。いろいろな高級レストランに野菜をおろしており、かなり稼いでいるよう。
そして、結婚式の少し前に知った話なのですが、A子の父親が経営している有名レストランからも「契約してほしい」との連絡があり、取引を開始したばかりだったのです。
そのためA子は、私の結婚式をドタキャンしたことに対して、父親からひどく怒られ、「お前はもうレストランで働かせられない!」とまで言われたそう。
結婚式の数日後、A子からメッセージが届き、「謝りに行くから! だから、パパに今回の件は許したって言って!」と縋ってきたのでした。
A子の末路は…
縋りつく彼女に私は「それは大変ね」と返信。A子は「他人事みたいに言わないでよ!あんたの結婚式のせいでこうなったんだから!!」と逆ギレしてきたので、ビシッと言わせてもらうことに。
「私の結婚式のせい? 自業自得じゃない。あなたはお父さんや会社の名前を出してセレブ気取りをしているけど、そうやってお父さんの恩恵を受けるなら言動に責任を持たなきゃ。お父さんの顔に泥を塗っちゃだめでしょ」
そして、「もう私たちは友だちじゃないのよね? さようなら」と言ってA子の連絡先をブロックしました。
結局、A子は父親から「自立しろ!」と言われ、実家からも追い出されてしまったよう。今はバイト生活なものの、浪費癖が抜けず、常にお金に困っているそうです。ちなみに、A子の父親のレストランとの取引については、いろいろと話し合った結果、納品する野菜の量をかなり減らしての取引続行となったのでした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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