飲み会好きの夫…
夫は日々の飲み会を「仕事の一環」と主張。上司や同僚との関係を深めるために必要なものだと考えているようです。しかし私は、彼の帰宅が遅いことに不満いっぱい。「そんなに飲みたいなら家で飲めば?」と訴えましたが、夫は「家で飲んでも楽しくない」と拒否するばかりです。
さらに、家事・育児を一手に負担する私に、「正社員の俺のほうが大変だろ」と豪語し、感謝のひと言もありません。
達観した私は、「育児をしない父親の末路は寂しいものになるからね」と警告。息子と向き合わないと、後になって孤独になることを忠告してやりました。
彼はしぶしぶ、「息子の誕生日には飲みに行かない」と約束したのですが……。なんとその誕生日にも、結局飲み会に行ってしまいました。約束したレストランに来なかった夫。あいにくの冷たい雨が降る中、私はがっかりする息子と2人で濡れながら家に帰ったのです。
高熱が出てSOSを出すと!?
その数日後。私は息子とともに高熱を出してしまいました。原因はあの日雨に濡れたからに違いありません。私は夕方になっても熱が下がらず、帰りの遅い夫にSOSを出しました。
「あの子を病院に連れてって」
「私も熱があるの」
「ごめん、飲み会あるから」
「自分で行けるだろ?」
必死に頼んだのですが……即却下! 母親ならしっかりしろ、と突き放されました。さらに、「俺には風邪をうつすなよ。取引先との付き合いもあるんだからな」と冷たい返信が飛んできたのです。
私は彼のあまりの無責任さと自己中心的な態度に絶句。信頼関係は崩壊です。このままでは家族として一緒にいられない、と覚悟を決めました。
我慢の限界
その日の深夜。夫から鬼のようなメッセージが届きました。「2人ともなんで家にいないんだ? まさか、病院に連れて行かなかったからって当てつけに実家に帰ったとか? ありえないんだけど、お前」
私は冷たく、「実家じゃない。入院しているの!」と返信しました。ようやく電話をかけてきた夫に、病床から状況を説明。あの後に息子の状態がどんどん悪化して大変だったから救急車を呼んだこと、車内で自分も倒れて意識を失ったこと、親子そろって入院になったこと……。何度も夫に連絡をしたのに、既読にもならなかったのです。
「私は肺炎も併発していて危なかったって。もう家族ではいられない、別れましょう。あんたはひとりになっていつでも飲みに行けば? こんな夫も父親も、私と息子には不要だから」
夫は最後まで「改心する」と泣きついてきましたが、結局私たちは離婚。もちろん慰謝料や養育費は確保しています。父親がいない生活に息子はすぐ慣れてくれました。普段から父親不在の生活を送っていたので当然ですね。これからは私が今以上に息子に愛情を注いで、しっかり育てていこうと思います。
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妻や子どもより飲み会を優先する夫。しかも病気という緊急時にも家族を顧みることはありませんでした。思いやりも愛情もないなら愛想を尽かすのも無理はありません。これからは母子で幸せになってほしいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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