ある日、通院している不妊治療のクリニックで、子どもを連れてきている2人目不妊の人に対し「子どもを連れてくるなんて非常識!」と面と向かって言い放ったり、不妊治療クリニックの前に設置されたファミリー向け保険の看板の会社に、「配慮がなさすぎ!」と苦情の電話をするほど、キリコさんは追い詰められていました。
職場に理解されるまでの道のり
月に数回クリニックに通う日は、会社を半休で早退するキリコさん。
当初は、部長に「また半休!? 困るよ~」と言われることもありましたが、「当たり前の権利です」と言い返します。
さらに、「不妊治療はタイミングが命。会社側はしっかり配慮してください」とはっきり主張したことで、キリコさんは休みを勝ち取ったのです。
不妊治療と仕事の両立は、簡単ではありません。通院日を指定されたり、通院の回数が多いこと、また精神的な負担が大きいことが、両立の難しさです。不妊治療中と仕事の両立がしやすい働き方が当たり前にできる世の中になるといいですね。
神谷もちさんの連載は、ブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。