自信が招いた大きなミス
勤めていたガス会社では、通常はガス設備を設置したあと、必ずガス漏れの確認をおこなうところ、当時の私は自分の技術に絶対の自信を持っていたため、検査や点検を省略してしまいました。その結果、設備を作動させた瞬間、予期せぬ小規模な爆発に巻き込まれ、顔と腕にやけどを負ってしまったのです。
これまで長年の経験に頼って自分を信じていましたが、今回の事故で改めて、正確な機械のチェックも欠かせないと痛感しました。それ以来、この出来事は私にとってトラウマとなり、日々の作業において非常に慎重になるようになりました。
過信は禁物
もちろん、自分を信じることは大切です。しかし、信じ過ぎて自意識過剰になってしまうと、常に「これで大丈夫なのか」という疑問を持つことができなくなり、結果として事故のリスクを高めることにつながります。
私の二の舞にならないように
私自身、この体験から学んだことを後輩たちにも何度も話しています。たとえ「うるさい」と言われたり、煙たがられたりしても、同じ失敗をほかの人に繰り返させないため、そして、ひょっとすると周囲の人々まで巻き込む大事故を防ぐために、伝え続けることが大切だと思っています。
まとめ
日々、「危険はすぐそばにある」という実感を胸に、今も慎重な姿勢を保ちながら仕事に臨んでいます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:亀川かずき/50代男性・会社員。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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