呼吸法を習慣化できない理由
呼吸法は「1:2呼吸法」という、例えば4秒吸って8秒吐くというシンプルな方法で、時間もかからないのに、なぜか続きませんでした。私の場合、「やる時間を決めていない」「すぐに実感を得られない」「つい後回しにしてしまう」というのが理由でした。
1日の中で時間を見つけてやろうと考えても、結局バタバタと過ごしてしまい、気付けば寝る時間になっていました。しかも、2分間の呼吸法をしても劇的な変化があるわけではなく、リラックスしている実感も湧きません。そんな状態では、「やる意味があるのかな?」と疑問に思い、気付けばやらなくなっていました。
チートタイムの前にルールを設定
「続かないなら、どうしたらできるか」と考えて思いついたのが、おやつ時間やスマホでダラダラする前に呼吸法をする、というルールでした。
私は仕事から帰宅すると、ついお菓子をつまんだり、隙間時間にスマホを眺めたりしてしまいます。リラックスしたいからです。でも、どうせならその前に2分だけ呼吸法をしてみようと思いました。さらに、「呼吸法をしないとチートタイムができない」と決めました。つまり、リラックスタイムの前にワンクッションとして呼吸法を入れるという流れを作ったのです。
すると、今まで続かなかった呼吸法が、少しずつ定着してきました。無理に「やらなきゃ」と思うのではなく、自然とセットになったことで、気負わずにできるようになったのです。
リラックスと習慣のバランス
そもそも、おやつやスマホをやめられれば、それに越したことはありません。でも、完全にやめるのはなかなか難しく、それがちょっとした息抜きになっていることもたしかです。だからこそ、その前に呼吸法を取り入れることで、少しでも心身を整えられるなら、それでいいかなと思いました。
呼吸法をすると、不思議とおやつを食べ過ぎなくなったり、スマホを見てダラダラする時間が短くなったりすることもありました。2分の呼吸法は大したことがないように見えますが、私にとってはリラックスでき、ちょっとした気持ちの切り替えにもなるのかもしれません。
まとめ
更年期を迎えると、疲れやすくなったり、気持ちが落ち込みやすくなったりします。だからこそ、ちょっとしたリラックス法を取り入れたいと考えました。でも、何かを習慣にするのは簡単ではありません。そこで「チートタイムの前に呼吸法をする」というルールを作ったら、意外と続けられるようになりました。すぐに効き目を感じられるわけではありませんが、なんとなく心が落ち着く時間ができたことで、以前よりも穏やかに過ごせる時間が増えた気がします。おやつやスマホを完全にやめるのは難しいです。でも、その前にちょっと呼吸法を入れることで、心と体を整えつつ、リラックスの質を上げることができたと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:伊達敦子/50代女性。2008年、2010年、2012年生まれの3児の母。フルタイムで共働きをしながら子育て中。会社員の傍ら、化粧品検定2級・1級やコスメコンシェルジュの資格を取得し、人々の美しさと自信を引き出すために活動している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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