青果のプロが教える!「ブロッコリーの美味しい茹で方」
船昌青果店さんとは
1924年に神田市場に創業してから創立100周年を迎えた、伝統ある青果専門店・船昌さん。 数年前からYouTubeチャンネル「船昌青果店」も開設されていて、野菜や果物の美味しい食べ方や、保存方法などをプロ目線で発信しています。
美味しい野菜や果物の選び方、保管方法、おすすめ調理方法など、プロが様々なお役立ち情報を発信しています。
今回は、そんな青果のプロが教えてくれた、「ブロッコリーの美味しい茹で方」に挑戦してみました。
いつもの茹で方とどう違う?プロの技を検証!
船昌青果店さんによると、塩分2%のお湯で2分茹でるのが良いそう。
いつも時間を測ったりせず適当に茹でているので、どれほど味が変わるのか気になります。
ブロッコリーの茹で方①小房に分ける
枝分かれしている部分に包丁を入れ、1房ずつ切り分けます。
茎の部分は外側のかたい皮を剥いて薄くスライスし、一緒に茹でると無駄なく使えますよ。
ブロッコリーの茹で方②塩分2%のお湯を準備する
鍋に水と塩を入れ2%の塩水を作ります。今回は水1リットルに対し、塩20g(小さじ4)を加えました。
思ったより多い!と驚きましたが、塩を加えることで色素成分が安定し、鮮やかな緑色をキープできるのだとか。
ブロッコリーの茹で方③2分茹でる
お湯が沸いたらブロッコリーを入れて2分茹でます。
火を通し過ぎると栄養が流れ出てしまうので、短めに茹でるのがポイント!
ブロッコリーの茹で方④冷水にさらす
茹で上がったらすぐに冷水に移して冷やし、ザルに上げて水気を切ります。
一般的に緑色の野菜は茹でたあとに冷水にさらすと、色が綺麗に仕上がるといわれています。
ただ、ブロッコリーはつぼみの部分に水分が入りやすいので、ほかの野菜と同じようにすると水っぽくなってしまうことも……。
色鮮やかに仕上げたいなら冷水に、食感を重視するなら自然に冷ます、というように使い分けるのが良さそう。
水っぽさが気になる場合は、冷水につけた後にキッチンペーパーで軽く拭き取るのもおすすめですよ。
ほんのりとした塩気がちょうど良い!
火の通りにムラがなく、みずみずしく仕上がりました。
塩をたっぷり入れたことでそのまま食べてもほどよく塩気が効いていて、ブロッコリーの風味が際立っています。
マヨネーズやドレッシングが少なくても味が決まるので、カロリーを抑えられるのも嬉しい!
一緒に茹でた茎の部分は、ポリポリとした小気味良い食感が楽しめますよ。
明日から使える!旨みを引き出す茹で方
茹で方を少し工夫するだけで、いつもとは違った仕上がりに。塩分2%のお湯で茹でると色鮮やかさが保たれ、旨みも引き立ちます。
ブロッコリーを食べるときはぜひ試してみてくださいね。