姑からの激しい嫌がらせ
義母は、長男の嫁である私にいつもつらくあたります。さらに、不妊治療が2年続いても妊娠しないことを理由に、こともあろうに「後継ぎも産めない役立たず」と侮辱。家族の一員とは認めないと突き放したのです。
私は、義両親と同居しながら家のことをすべてこなしていることを訴えましたが、義母は「知らなかったの? あんたなんて住み込みの家政婦よ」とひと言。仕事が忙しい夫は、そんな義母の非道な言動を見て見ぬふりを続けています。
そんな中、家族旅行の話が持ち上がりました。義母は私に対して、スケジュール組みから交通手段の手配、ホテルの予約まですべてを押し付け、あれこれ希望ばかりまくし立てて準備を丸投げしてきました。
わがままな義母の要求を満たすべく、旅行会社ばりの作業をこなした私。それでも、自分自身も旅行を楽しみにしていたのですが……。
家族旅行の当日に
当日の朝、義母は私に、あえて遠い薬局指定で「酔い止め薬を買ってこい」と命令。午後の出発を前に急いで買って帰宅してみると、家はもぬけの殻……。まさにそのとき、義母からメッセージが届きました。
「あなたが手配した飛行機じゃ到着が遅すぎるの。航空会社に電話して変更しておいたから、私たちは空港に行く。あんたは、どう頑張っても間に合わない」と言うのです。
「家族旅行なのよ?」
「他人のあなたは留守番に決まってるでしょ」
「パスポート私が持ってますが」
「え!?」
私はここぞとばかり逆襲しました。「お義母さん、わざわざ航空会社に飛行機の変更までするほど私への嫌がらせに夢中で、大切なことをお忘れです。それとも、初めての海外旅行で浮かれているんですか?」と返信。前日の夜に、棚の上に置きっぱなしになっていた義母のパスポートを私が拾い、「忘れるといけないから私が空港までお持ちします」と伝えてあったのです。
「初海外に浮かれ、私を置いていく作戦に気を取られて、私の言うことなんて上の空でしたもんね」
まさに因果応報
義母は、「今すぐ空港に持って来い!」と激怒。しかし私は、「間に合わないと言ったのはお義母さんでしょ?」と冷たく返しました。
そして……。なんとびっくり、この家族は、パスポートを忘れた義母だけを空港に置き去りにして海外へ。義母は、「家族なのに薄情よ!」と嘆き、泣く泣く家に戻ってきましたが、私は「因果応報です」と冷淡に返し、旅行の分を含めて持てるだけの荷物を持って実家へ向かったのです。
その後、私は夫に離婚を宣告。このとんでもない一家とは、きれいさっぱり縁を切り、慰謝料をかなりふんだくった後、地元で平穏に暮らしています。一方の義母と夫は家族仲をこじらせ、お金のことでもめているのだとか。跡継ぎを生まなければ家族の一員じゃないなどと時代錯誤な義母。結局は自爆の道をたどっているようです。
--------------
横暴な義母と何もしてくれない夫。こんなにも時代錯誤な人たちはまだ存在するのですね。それでも、自業自得な目に遭うのを見届けてから絶縁できて、スッキリしたのではないでしょうか。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!