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「それでも生きていてほしかった」何度も逃げ出す祖母の壮絶介護。私が最後に抱いた願い【体験談】

私の祖母はもともと、とても気が強くわがままで、声も大きく意見を通したがる性格でした。そんな祖母が認知症を患ったことで始まった壮絶な介護体験です。

叫んで暴れる祖母の介護

祖母が認知症を患い、さらに透析を受けるなど複数の病気を抱えてからは、どの病院や施設にいても「帰りたい」と叫んでは暴れ、ベッドから落ちたり、施設から逃げ出すことまでありました。

 

そのたびに呼び出され、私が迎えに行く日々が続き、精神的にもまいってしまい「誰かどうにかしてほしい」と何度も思うほど大変な介護でした。

 

突然亡くなるとは……

そんな祖母が、ある日突然、自宅で亡くなりました。原因ははっきりせず、心不全ということになりましたが、亡くなる前日までは暴れることもなく、機嫌よく過ごしていたため、まさか翌日に旅立つとは誰も思っていませんでした。

 

 

それでも生きていてほしかった

あまりにも急な別れでとてもかなしかったのですが、同時に「あんなに大変でも、また暴れてくれてもいいから、生きていてほしかった」と心から思っている自分に気づきました。

 

まとめ

あれほど苦しく感じていた介護でしたが、最期にはその苦労ごと愛おしく思えるほど、祖母の存在は大きかったのだと実感しています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:新垣さら/20代女性・会社員。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)

 

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