無言の若い社員に……
食事が終わり、私が「ごちそうさまでした」と言ってお皿を片づけようとした瞬間、隣に座っていたAさんはスマホを操作しながら無言で立ち上がり、そのまま席を立ち去ろうとしました。その様子を見て、私は少し驚きました。
私にとって、食事のあとに「ごちそうさまでした」と言うのは、ごく当たり前の習慣でした。しかし、Aさんにとっては特に意識することではないようで、それよりもスマホに夢中になっているように見えました。
必ずしも同じ優先度ではない
その場で何かを言うべきか一瞬迷いましたが、違和感を抱えながらも、結局何も言わずにAさんを見送りました。
あとになって改めて考えてみると、私はAさんの行動そのものに不満を抱いていたわけではなく、自分とAさんの価値観の違いに気づかされたのだと感じました。Aさんの世代は、スマホやSNSを通じて常に情報とつながる環境で育っており、私が重視する礼儀やマナーが、彼らにとっては必ずしも同じ優先度ではないのかもしれません。
相手の考え方や背景を理解
この出来事を通して、私は「自分が正しい」と決めつけるのではなく、相手の考え方や背景を理解することの大切さを学びました。価値観の違いを知ることで、無用な摩擦を避けることができるのだと感じたのです。
まとめ
これからも、お互いの違いを受け入れながら、より良いコミュニケーションを築いていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:田村久枝/50代女性・会社員。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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