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元職場で電気をつけてと頼むと元先輩が舌打ちして無視「相変わらず態度悪い…」見ていた娘が痛快な一言

長女が3歳、次女が1歳になり、私は短時間のパート勤務に就きました。その職場では、私より10歳年下で、以前から勤めている30代の女性職員Aさんから仕事を教わることに。Aさんはテキパキと仕事をこなしますが、仕事ができるゆえなのか、他の職員のミスや進め方について厳しい面があり、上司にも物申す我の強さに職場内の雰囲気はよくありませんでした。そこで、私は少しでも職場環境をよくしたいという思いから、彼女とのコミュニケーションを図ろうと考えたのです。

 

舌打ちをするAさんに長女が…?

あるとき、出勤した私は職場のオフィス入り口の照明がついていないことに気づきます。つけ忘れたからなのか、何か意図があってつけていないのか判断に迷った私は、先に出勤していたAさんとの会話のきっかけにもなると思い、「ここの照明がついてないのって、節電のためとかですかね?」と、少し冗談めいた言い方で聞いてみました。するとこちらを見ることもなく「いや、私に聞かれても私がここ管理してるわけじゃないんで」というあまりにも冷たい返答。そうかもしれないけど……と、私はモヤモヤしながらも「つけ忘れだったら暗いので、つけたほうがよくないですか?」と提案しました。ところが彼女は「は? 私がつけ忘れたっていう意味で言ってます? 新人のパートさんにそんなこと言われたくないんですけど。それより早く仕事を覚えたらどうですか」と言うのです。その言葉に私はあ然。どういう口の利き方なのかと腹立たしく思いましたが、それ以上言い返すことができませんでした。

 

それから2カ月後、Aさんとのやりとりを始め、他のことでもストレスを感じ転職を決めた私は、退職後に書類を受け取りに子どもを連れて職場を訪れました。そして入り口を入るなり、3歳の長女が「ここの電気なんでついてないの? くらーい」と言うので、「またか」という気持ちに……。実は、その電気はAさんの勝手な判断で、自分がその場で作業するときはつけ、それ以外は消すということをしていたのです。我の強いAさんに、他の同僚も何も言えない状況が日常的になっていた職場。

 

実際、暗くて書類が見えにくかった私は、「すみません、電気がついてなくて書類が確認しづらくて……。つけてもらえませんか?」とAさんに向かって言いました。すると驚いたことにAさんは「チッ」と舌打ちをして一瞬私を見ただけ。相変わらずだと思いながらも頭にきた私はどう言い返そうかと思っていた矢先、長女が「あ~、チッて言っちゃいけないんだよ、そんなことしたら先生に怒られるもん」と言ったのです! それを聞いたAさんは赤面し、仕方なく照明のスイッチを入れたのでした。

 

長女のひと言に胸がスカッとする思いでした。職場環境を整えるには、年齢関係なく、自分より年下の相手であっても敬意ある態度で接することが重要だと思っています。仕事ができても決しておごってはいけないと、Aさんを見て改めて感じた出来事でした。
 

 

著者:吉井マリー/40代・ライター。2歳と4歳の娘たちの子育てに奮闘中の母。おもしろおかしく生きることをモットーに日々を送っている。

 

作画:ひのっしー

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)

 

 

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