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「なんで生きてるの?」出張先で亡くなった夫からメッセージ→会社にも私にも嘘を…真実を伝えた結果!

夫と結婚して3年。最近の夫は出張が多く、週の半分は家にいません。一緒に過ごす時間が減って、私たちは徐々にすれ違うようになり、会えば喧嘩ばかり。結婚記念日も忘れられていました。

結局、結婚記念日にはレストランを予約しましたが、またしても出張が私たちの邪魔をして……。

 

予約時間を過ぎてもレストランに現れない夫。私がまだ着かないのかと連絡を入れると、夫は「出張だったんだから仕方ないだろ」と、へそを曲げてしまい、ドタキャンされてしまいました。

 

つい感情的になってしまいましたが、後になって互いに反省し、謝罪し合った私たち。ゆっくり時間の取れる日に改めてお祝いしようと話し、夫はまた急な出張へ出かけていきました。

 

日を改めたお祝いは、久しぶりに2人で家でゆっくり過ごす予定です。実は、私は夫に話したいことがあります。その日に話そうと思っていたのですが、計画は1本の電話によって狂わされることに……。

 

 

ウソだらけ、辻褄の合わない夫の話

「今ホテルに着いたよ」
「長旅で疲れた」

夫から届いたメッセージに、私は困惑しました。

 

「なんで生きているの……?」

夫からメッセージが届く前、夫の上司から私に電話があったのです。夫が宿泊していたホテルで火災が起きて、生存者がいないと報告を受けていました。

 

「は?」
私の言葉に驚く夫。私が上司から聞いた話をすると、夫は新幹線が遅延してホテルにはまだ着いてなかったと言い、命が助かったと喜んでいます。

 

夫は、前日からそのホテルに泊まっていると会社に報告していました。しかし、実際に夫がホテルへ着いたのは今日で、そのホテルでは火災も起きていない様子。さらに、私には、前日は出張先に近い実家に顔を出して、実家に泊まると言っていましたが、夫の上司から夫が泊まっていると私が教えてもらったホテルは海外でした。

 

もう話がめちゃくちゃ。私も混乱しましたが、夫も自分で話していて、辻褄が合っていないことに気がつかなかったのでしょうか……。

 

「もういいよ、本当のことを話して」
私は深いため息をつき、夫に言いました。夫はウソなどついていないと言いますが、私は、すべて知っているのです。

 

お祝いし直す日、私が夫に話したいと思っていたこと、それは不倫についてでした。そう伝えると、「不倫なんてしてるわけないだろ」と夫は騒ぎますが、言い逃れはできないのです。探偵に依頼して、すでに証拠もそろっていました。

 

 

結婚記念日さえも、不倫相手を優先

離婚を決意していた私は、すでに弁護士にも相談済み。夫に離婚の意思を告げました。

 

夫は離婚したくないと泣きついてきましたが、これまでの夫の不貞行為をすべて知ってしまった私は、もう何を言われても、許すことはできませんでした。

 

夫は、半年前からある女性と不倫関係に。結婚記念日に遅刻したのも、やはり彼女と会っていたためでした。私には出張が延びたと言っていましたが、本当は、風邪をひいた不倫相手の看病をするため、有給を取っていただけ。

 

そこまでして尽くしていたのに、不倫相手には本気じゃなかったと言い出しました。それならあの日、夫は私を優先し、結婚記念日を2人で過ごしていたはずです。矛盾だらけで、反省も感じられません。

 

「結婚記念日を祝うプレゼントも用意していた!」
本命は私なんだと偉そうに言ってきますが、そのプレゼントというのは、不倫相手とデートを楽しみながら2人で選んだもの。本当に私をバカにしています。

 

なぜ私がここまで詳細を知っているかというと、慰謝料の減額を条件に、不倫相手がすべて白状したからです。夫が不倫相手に送ったメッセージには、私がつまらない女だから早く別れたいなど、バカにした言葉の数々。本当に頭にきました……。

 

 

心配もショックも全部返して!

夫の言葉を信じ、出張ばかりで忙しい夫の体を心配していた私。自分があわれで仕方ありません。不倫の事実を知っていても、火災で亡くなったと知らされたときは、ショックを受けました。

 

心配も、ショックも、返してほしい……。しかし、時間は返ってこないので、私は夫の存在そのものを忘れることにしました。

 

程なくして、無事に離婚が成立し、夫と不倫相手には今、慰謝料を請求しています。不倫相手には結局すぐに捨てられてしまい、会社にも悪事がすべてバレて、夫はいろいろなものを失ったようです。

 

私は、穏やかな日々を取り戻しました。心の傷をいやし、幸せになろうと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

一度ウソをつくと、そのウソのためにウソを重ねなければいけなくなり、結果、相手を傷つけ、自分を苦しめます。自分のためにも相手のためにも、偽りなく誠実に生きたいものですね。いろいろなものを失った今、夫はようやく自分のこれまでの行ないを反省するのではないでしょうか。後悔しても、もう取り返しはつきませんが、せめて今後は誠実に、真面目に、生きていってほしいですね。

 

 

【取材時期:2025年3月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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