記事サムネイル画像

ママ友が作ってくれた卵焼き→「ちょっ…これ食べられる?」ゾッとして二度見!恐る恐る食べてみると!

ママ友の家に招かれたときの話です。3組ほどの親子が1人のママ友宅に集まりました。みんなお菓子や飲み物を持ち寄って、子どもは子ども同士遊んでワイワイ、母親たちは食べ物をつまみながらお喋りをしていました。




この記事の監修者
監修者プロファイル

管理栄養士堤ちはる
相模女子大学 栄養科学部 教授

相模女子大学栄養科学部教授。保健学博士。管理栄養士。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了、東京大学大学院医学系研究科保健学専門課程修士・博士課程修了後、青葉学園短期大学専任講師、助教授、日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長を経て、現職。調理学、母子栄養学、食育関連分野を 専門とし、妊産婦・乳幼児期の食育に関する研究や、講演会・研修会などの講師を務める。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会委員。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

 

ママ友が作ってくれた卵焼きに絶句!

そんなとき、住民のママ友が手作りの何かをテーブルに置きました。私はそれを見て「なんだろう?」とわからず……。意を決し本人に聞いてみると、なんと「玉子焼き」だったのです! 玉子焼きにしては青っぽい?黒い?と黄色ではなかったので、最初は全くわかりませんでした。 「なぜこんなに黒い!?」と思ったのですが、口が裂けても言えませんでした。

 

ドキドキしながら頂きましたが、味は美味しかった記憶があります。他人が作る物は美味しく感じるという主婦独特のものなのかわかりませんが。あの色は何だったのかは今だに気になっています。

 

◇ ◇ ◇

 

卵焼きが黒くなる理由のひとつとして、卵白中の硫黄成分が加熱により「硫化水素」に変化し、それが卵黄の鉄分と反応して「硫化鉄」を生成することが挙げられます。この反応で黒や暗い灰色になります。ただし、これは通常「卵焼き」というより「ゆで卵」でよく見られる現象です。

 

卵焼きで黒くなる主な原因は「焦げ」や「メイラード反応」、一部では「カラメル化」です。


 

カラメル化…プリンのカラメルソースのように、糖が高温で加熱されたときに起こる反応です。

 

メイラード反応…焼き菓子の焼き色のように、「糖」と「アミノ酸(たんぱく質)」が加熱されることで起こる化学反応で、卵焼きの焼き色や風味にも関わっています。

 

硫化鉄の生成は見た目に影響しますが、基本的に無害であり、食べても問題ありません。ただし、「焦げ」や「メイラード反応」、「カラメル化」が進みすぎて黒くなった場合には、苦味や風味の劣化が生じるため、美味しさの点ではあまりおすすめできません。

 

離乳食・幼児食として卵料理を提供する場合は、「しっかり火を通す」ことが大切です。特に離乳食期は、サルモネラ菌などの食中毒リスクを避けるため、十分に加熱することが重要です。 卵焼きを作ってくれたママ友さんは、子どものことを考え、卵に火を通そうとじっくり焼いてくれたのかもしれませんね。

 

 

著者:金本環奈/20代女性・主婦/3歳・1歳の兄弟を育てる母です。現在は専業主婦として、家事や育児をしています。

 

イラスト:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    ママトピの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む