パニック!出産後の入院中、全力で助産師さんを呼んだワケとは?
長女を出産して入院中だったときのことです。私はおむつ替えをおこなおうと思い、おむつを開けると、ピュンッとおしっこが飛んできたのです!出産してからそれまで、コット内でおしっこが飛んで赤ちゃん用の布団や服が濡れてしまい交換することはあったのですが、このときは少し距離がある隣の私のベッドの方までおしっこが飛んできました。
男の子の赤ちゃんがおしっこを飛ばす話はよく聞きますが、わが子は女の子にもかかわらず飛ばすタイプだったのです!入院中、基本ベッドのシーツの交換はありません。そのため申し訳ないなと思いながらもどうしていいかわからず、助産師さんに助けを求めました。ナースコールで経緯を伝えると、女の子なのにママのベッドまでおしっこを飛ばすのはやはり珍しいようで、「えっ!?」と一瞬止まる助産師さん。「人を呼ぶのでちょっと待ってくださいね」と対応してくれましたが、まさか、という様子の返答でした。
そのあと清掃の方がすぐに来てくれて、私のベッドもきれいにしてくれました。後から来た助産師さんに「ママのベッドまで飛ばすなんて、おしっこ元気があるんだね~」と笑い話にしてくれたので気持ちが軽くなりました。
家に帰ってからもおしっこが飛ぶ日々は続きました。余談ですが4人出産して、おしっこを遠くまで飛ばす赤ちゃんは長女だけ。産院では助産師さんに伝えることも恥ずかしかったですが、今ではいい思い出です。
監修:助産師/松田玲子
著者:松谷 えりな/令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれ娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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赤ちゃんがおしっこを飛ばすことはありますが、女の子の場合はちょっと珍しいかもしれませんね。しかし、それだけ元気があるという証拠。助産師さんに笑って受け止めてもらえて、ママの気持ちもきっと軽くなったことでしょう。
次にご紹介するのは、初めての出産を終えたママのエピソードです。心に余裕が持てなかったというママに、院長先生がかけたひと言とは——?
ボロボロで余裕のない産後の私→院長からのまさかのひと言とは!?
第一子を産んだときのことです。産院で同じ時期に産んだ方たちはベテランママさんばかり。産後すぐでも、とても余裕があるように見えました。それにひきかえ私は、母乳を与えるのも寝かしつけも時間がかかってしまう上、せっかく休める時間になっても今度は目が冴えてしまって休めない、という感じで余裕がありませんでした。
ある日のこと。私は、ごはんを食べていても赤ちゃんが泣いていると気になって抱っこしてしまい、この日のせっかくのご馳走も冷めてしまっていました。そんな時、私の元に院長が回診に。そして、私の様子を見るなり、「ゆっくり食べなさい、赤ちゃんは少しくらい泣かせても大丈夫! 赤ちゃんの泣き声はクラシック。かわいい声を聞きながら、ママは栄養をとってね」と言ったのです! 私は、赤ちゃんを泣かして放っておく=母親失格だと思っていたので、いい意味で衝撃的で、この言葉には後々まで本当に救われました。
クラシックとはいえ、家に戻ると「やっぱりご近所迷惑じゃないか」など気になることは多々ありました。でも、わが子が成長し、今度はご近所さんから、赤ちゃんのかわいい泣き声が聞こえるようになると、私は懐かしくて「クラシックのようにかわいい声だな」と思うようになりました。人それぞれかもしれませんが、私は、赤ちゃんの一生懸命な泣き声って、やっぱりかわいいと思います。
著者:いとうしおり/6、14、16歳の三兄妹の母で専業主婦。現在、海外在住。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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院長先生の一言は、初めてのことだらけのママにとっては衝撃的だったのかもしれませんが、結果的に心がフッと軽くなる言葉だったことでしょう。ママが元気でなくては赤ちゃんのお世話もできません。泣いていても少しくらいは大丈夫!という気持ちで育児をできると良いですね。
最後は、産後に病院を訪れたパパの行動に関するお話です。ママもドン引きした夫の行動とは__!?
産後、病院に到着した夫→その後の行動に思わずドン引き!?
私が当時20代前半で、下の子を出産したときの話です。私は上の子を産むとき、逆子だったため、帝王切開で出産しました。ですが、2人目は自然分娩で産みたかったので、大きい病院で出産することにしました。
出産当日、陣痛に苦しむ私を、母がずっと横で心配そうに見ていました。私は母に夫に連絡するようお願い。母はすぐ連絡してくれましたが、自宅から病院まで2時間と距離的にも遠く、出産の立ち会いはあきらめていました。
その後、無事に2人目を出産。夜の7時を過ぎたころに夫が到着し、まだ生まれたばかりのわが子を見つめたかと思うと、「この子の名前は、(名前)ね! じゃ!」と名前だけを伝えてそそくさと帰宅しました。滞在時間は5分ほど。出産後の言葉掛けもなく、名前だけ伝えての帰宅で、とても驚いたのを覚えています。
著者:陽葵 ひなた/2児の息子を育てる母。歯科医院でパートとして勤務。趣味はカラオケ。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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子どものことを思ってくれるのは嬉しいこと。しかし、命がけで出産を乗り越えたママに対して、ねぎらいの言葉がひとつもないと、やっぱり悲しくなってしまいますよね。出産前後のパパの行動や言葉は、その後もずっとママの心に残るもの。だからこそ、たった一言でも「頑張ったね」「ありがとう」といった言葉があるだけで、気持ちは大きく違ってくるものだと思います。
いかがでしたか?今回は、産後の入院中に起きたエピソードをご紹介しました。感動することや、思わずクスッと笑ってしまうようなハプニングなど、出産には本当にたくさんの出来事がありますよね。子どもが成長してからも、ふとした瞬間に思い出すのが、出産直後のあの時間だったりします。みなさんには、どんな思い出がありますか?