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「何がわかるの…!?」流産後、2度目の妊娠が判明→不安を抱え安静に過ごす私…夫が衝撃の提案を!

待ち望んだ新しい命を授かったときの喜びはひとしおですよね。特に、流産や切迫流産という辛い経験をしたママにとっては、「やっと赤ちゃんに会える日が来たんだ」と心からの幸せを感じる瞬間ではないでしょうか。しかし、家族や周囲からの何気ないひと言に傷つけられてしまうママも少なくありません。

そこで今回は、苦しい経験を乗り越えて妊娠をしたママたちが体験したエピソードをご紹介します。思いがけない周囲からの言葉にどう向き合ったのでしょうか__。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師高杉絵理

大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
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流産を経験し妊娠→安静に過ごしていた私に、夫がまさかの発言!?

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長男を出産する前に流産を経験。そのことがあり、長男を妊娠してから仕事を辞め、また流産するのではないかと心配する毎日。ほぼ家に引きこもっていました。

 

しばらくして、体がだるくて何もできない日が続いたときのこと。夫から「妊娠は病気じゃない!体を動かした方がいい!」と言われ……。 とてもショックで、夫は自分が経験していないからそんなことが言えるんだ!と思いました。

 

私の様子を見た夫は妊娠について調べ、後日謝ってくれたのですが……。「言葉は取り消せない。二度と忘れないから」とだけ言いました(笑)。ことがあってから、妊娠や出産の大変さ、体調の変化、手伝って欲しいことをきっちり伝えるようになりました。今は長男を含めて3人の子が産まれ、夫は子育ても家事も積極的にやっています。

 

著者:匿名希望/8歳と5歳の男児、2歳の女児の3きょうだいを育てる母。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

 

◇ ◇ ◇

 

夫から「妊娠は病気じゃない!」と言われたら、やはり悲しいですよね。夫であるからこそ、まずは妻の体調や気持ちに寄り添ってほしかったです。たとえ夫婦でも、相手の立場に立って思いやりある言葉をかけることの大切さを改めて感じさせられたエピソードでした。

 

続いては、職場での起こったお話です。 切迫流産で自宅安静となった時、上司からかけられたのは、まさかの許せないひと言__。働くママにとって、理解ある職場環境の大切さが浮き彫りになるようなエピソードですよ。

 

 

切迫流産となり職場に連絡をすると→上司からのとんでも発言に唖然!

まとめ

 

妊娠初期の頃の話です。当時は介護施設で働いていたのですが、つわりがひどくて思うように動けず、同僚や利用者たちにとても心配をさせてしまっていたと思います。

 

必要最低限の会話や行動はできていましたが、それでもつわりで気持ち悪く、言葉をなかなか発することができなかった私。そんな私に向かって施設長は、「こんな妊婦に払う給料なんてないんだから、さっさと辞めてほしいわよね〜」と利用者にも聞こえる大きな声で言ったのです。

 

また、切迫流産で自宅安静になったときには毎日のように電話が来て、「ねぇ、いつ辞めるの? あなたがいても邪魔なのよ。切迫流産って言ってもね、流れる子は流れるし、流れない子は大雨の中マラソンしたって流れないのよ。あなたは育てる能力がないから、赤ちゃんが流れたいって言ってるんじゃないの?」と暴言を浴びせられていました。耐えられなくなった私は退職を選び、今は別の仕事につき穏やかに生活できています。妊娠中、同じ女性である、ましてや子どもも孫のいるはずの施設長に言われた数々の言葉は、一生忘れられない深い傷です。

 

切迫流産とは、流産しかかっている状態のことを言い、妊娠21週6日(22週未満)までの間に、妊娠が継続できない状態になりかけていることです。主な症状は、出血と下腹部の痛みや張り。こうした症状があったら、必ず病院で診察を受けましょう。

流産の原因はよくわからないことも多いのですが、「妊娠12週未満」の早期流産のほとんどは赤ちゃん側に原因があり、特に胎嚢(赤ちゃんが包まれている袋状の物)のみの状態で、赤ちゃんの心拍がまだ確認できない「妊娠5〜6週」に最も多く起こると言われています。次に流産が起こることが多い時期は、赤ちゃんの心拍が確認できるようになる「妊娠7〜8週」。染色体の異常が原因の多くとされていますが、これらの異常は遺伝ではなく、まったく偶然に起こると考えられているのです。

 

一方、「妊娠12週以降」の流産の場合はお母さん側に原因があることが多く、子宮筋腫や子宮頸管無力症、糖尿病、甲状腺の病気などが挙げられます。

 

このように、切迫流産はさまざまな原因で起こるため、確実に予防するということは難しいのです。しかし、普段からの生活習慣に気を配ることはとても大切。なるべくストレスを感じない生活を心がけ、重い物を持ったり、立ちっぱなしになったりするようなことは避けましょう。また、体を冷やさないような服装をしたり、食事にも注意したりしていきましょう。喫煙や飲酒の習慣がある方は控え、カフェインの入った飲み物を取らないようにすることも重要です。

 

切迫流産と診断されても、妊娠の継続が可能な場合があります。切迫流産の一番の薬は安静にすること。しかし、「動き回らなければ大丈夫」という訳ではありません。なるべく何もしないでベッドに横になり、ゆったりした気持ちでいられるようにし、自分の体や心を労わって過ごしてくださいね。自宅安静を指示されることが多いですが、妊娠週数や状況によっては入院が必要になることもあります。

妊娠中に出血や下腹部痛がおこったらパニックになるかもしれませんが、落ち着いて症状を観察し、医師に相談して指示を仰ぎましょう。

 

監修:助産師/高杉絵理

 

著者:こばやし れな/生後9カ月の女の子を育てるワーキングママ。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

 

◇ ◇ ◇

 

同じ女性という立場でありながら、上司から心ない暴言を受けるのは、本当に辛い経験だったと思います。妊娠中は、心も体も繊細になりやすい時期。そんな中で無理をせず、職場を辞めるという決断をされたのは、きっとご自身と赤ちゃんを守るための正しい選択だったのだと思います。

 

最後にご紹介するのは、ママ友からの無神経な質問に悩まされたママのお話です。モヤモヤしていた彼女を救ってくれたのは……!?

 

 

流産後の妊娠中、無神経な質問をするママ友→救ってくれたのは次男!?

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3人目を妊娠している時のお話です。長男の保育園時代に仲良くなったママ友Aさんには合計3人の子どもがいます。Aさんにとって3人目は待望の女の子だったこともあり、よく「女の子かわいい! ひとりは女の子いたほうがいいよ」などと言われていました。しかし、私は3人目を妊娠前に一度稽留流産を経験しており、夫とも「元気で生まれてくるなら性別はどっちでもいいね」と話していました。

 

ある日、保育園のお迎えでAさんとばったり。私が妊娠6カ月目だと知るとAさんはすぐに「性別は?」と聞いてきました。生まれるまでの楽しみにしていると伝えても、「そんなもったいぶる必要ないでしょ? 早く知りたいじゃん!」「エコー見たらなんとなくわかるでしょ? やっぱり男の子もいいけど女の子のほうがよりかわいいって感じるよね〜」と性別の話題をやめてくれません。

 

流産を経験していることはAさんも知っているはずなのに、無事に生まれてくることが当たり前のような態度で、軽々しく性別のことを聞いてくるなんて……とモヤモヤしてしまい、そのやりとりがストレスになった私。その場を離れようとすると、次男が私のおなかに向かって「どっちでもいいけど、お兄ちゃんが待ってるよ!」と笑顔で語りかけました。新しい家族の誕生を心待ちにしている次男の姿を見て、性別はどちらでもいいという自分の気持ちを再確認。

 

その後、Aさんからの質問攻撃は変わらず続きましたが、心に余裕を持ってかわせるように。そして無事、男の子を出産。Aさんからは「男の子かぁ……。これから大変だね~」と笑いながら言われましたが、元気に生まれてくれたことがうれしく、Aさんからの言葉は気になりませんでした。巷でよく聞く「性別マウント」の始まりかもしれませんが、そんなこと気にせず自分らしい育児をしていきたいと思います。

 

著者:谷 ふみ/中学校1年生と小学校4年生、5歳の3人の男の子を育てるママ。仕事に家事、育児に追われる毎日。子ども達が寝静まったあと、ひとりでドラマや映画を見るのが楽しみのひとつ。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

 

◇ ◇ ◇

 

性別についてママ友からあれこれ言われてモヤモヤした経験がある方は、意外と多いのではないでしょうか。男の子でも女の子でも、無事に産まれてきてくれるだけで、家族にとっては何よりの喜びですよね。性別に関するマウントや心ない発言が続くようであれば、無理に関わらずそっと距離を取るのもひとつの方法かもしれませんね。

 

 

 

今回は流産・切迫流産を経験したママたちのエピソードをご紹介しました。辛い経験を乗り越えての妊娠は、嬉しい気持ちと同時に無事に出産を迎えるまで不安もつきまとうものです。そんな中での周囲からの言葉には、いつも以上に敏感になってしまうのも当然です。だからこそ、周りの人たちはそっと見守りながら、赤ちゃんが元気に産まれた時にはママと一緒に喜びを分かち合えるような、あたたかい関係でいたいですね。

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