ランチ会で服やスカーフを褒め合う高見さんと小山さん。ルミさんは2人をじっと凝視しファッションチェックを始めます。小山さんが「車買い替えたのね!」と話題を振ると、ハルミさんは「えぇ……」と返事をするだけ。車の話をする高見さんと小山さんをよそに「私いつもと同じような格好できちゃったわ……恥ずかしい」と1人上の空。
その後、話題は次のママ会の話に。ホテルのアフタヌーンティーに誘われるもモヤモヤするハルミさん。学生時代は羨ましがられる存在だったのに、今では羨む立場に転落していることに気づき「負けられない」と闘争心を燃やすのでした。
見栄っ張りは止まらず……ついに!
ランチ会を終えたその夜、ファッションサイトを眺めるハルミさん。「大手企業勤務の夫を持つこの私がブランドバッグすら持っていない事がおかしいのよ」と思うように。そして「この住宅地に合うようにすべきだわ」と考えます。収入が同じくらいの小山さんと比較し「私もあれくらいの格好をすべきなんだわ!」と闘志を燃やす一方でふと夫の「節約しなきゃダナ」と言った言葉が頭をよぎりますが、それを無視しファッションサイトの購入ボタンを押すのでした。
そして別の日、デパートへ行きついにブランドバッグを購入したハルミさん。「なんだか自分が格上げしたみたい!」とソワソワしながら「本当はこれくらい持つのが普通なのよ」「だからこれは無駄な買い物じゃない」と言い聞かせます。しかし、部屋には通販で買った服が入った段ボールの山が……。「正直かなりの出費だけどまだ貯金は大丈夫……」と不安になるハルミさんなのでした。
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高級住宅街にふさわしい格好をするために服を買い漁るハルミさん。しかも高級バッグまで……。羨ましがられたい・ご近所ママに負けたくないと思っていても、さすがにやり過ぎなのではないでしょうか?ハルミさんの心が満たされる日は来るのでしょうか?心配になります。
音坂ミミコさんの連載は、ブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。