エスカレートしていく夫の主張…
夫は毎日、家事のクオリティをチェックして、私にお金を渡します。息子のためにも、私はがむしゃらに家事をするしかありませんでした。
みゆきさんがどれだけ家事に励んでも、シュンさんからは十分なお金を家庭に入れてもらえません。
お金が足りないことをシュンさんに伝えると、「足りないのは金じゃない! お前の努力だ!」と返されてしまいます。
夕食のメニューを質素にすることはできないため、みゆきさんは自分のごはんを減らそうと考えるのでした。
夫からの罵倒に疲れ切り、自分が身を削ればいいと考えるみゆきさんの姿に、胸が痛くなります。人に迷惑をかけてはいけないという思いが強い人ほど、「自分さえ我慢すればいい」と不満を抱え込んでしまうのではないでしょうか。感情を抑え込む状況が続くと、取り返しのつかない精神的ダメージを負ってしまうこともあります。今のみゆきさんには、自分の心と向き合うきっかけができると良いかもしれませんね。
すべてをひとりで抱え込もうとするのではなく、つらいときは遠慮せずに周囲に助けを求めましょう。頼れる人が思い当たらない場合は、専門機関に相談してみてください。誰かに相談することで気持ちが整理され、解決の糸口が見つかるかもしれません。相談窓口をいくつかご紹介します。
※よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)
0120-279-338 つなぐ ささえる(フリーダイヤル・無料)
岩手県・宮城県・福島県から 0120-279-226 つなぐ つつむ(フリーダイヤル・無料)
※こころの健康相談統一ダイヤル
電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。
0570-064-556 ※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
※DV相談ナビ
全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります。
#8008(はれれば)※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
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