ガム・ミントタブレットで得られる嬉しい効果
仕事中や運転中に、ガムを噛んだりミントタブレットをポイッと口に入れてる人は多いはず。
スッとするし、眠気覚ましになるし、気分転換にもなりますよね。実際、ガムやミントタブレットにはこんなメリットがあります。
・集中力アップ
・口臭予防
・リフレッシュ効果
・虫歯予防(キシリトールガムの場合)
だからといってたくさん食べすぎると、「お腹がゆるくなる」という地味に困るトラブルが起きるかもしれないんです。
お腹ゴロゴロの原因は……甘味料だった!?
ガムやミントタブレットに使われているのが、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなどの甘味料。
「糖アルコール」と呼ばれ、砂糖よりカロリーが少なく、血糖値の上昇を抑えられることからたくさんの加工食品に使われています。
この糖アルコールは、胃や小腸では完全に消化されずに大腸まで届くのが特徴。そして、腸の中に水分を引き寄せる性質があります。
本来、大腸で水分を吸収して便のかたさを調整していますが、糖アルコールがたくさん入ってくると水分が増えすぎて、一時的にお腹がゆるくなってしまうことがあるんです。
人によっては、糖アルコールが腸内で発酵してガスが発生し、お腹が張ったりゴロゴロしたりする場合も。
「今日はちょっとお腹の調子が……」というときは、量を控えるのがおすすめです。
1日◯粒まで?気になる目安量をチェック
「やめようと思っても、つい口がさみしくて」、「気づいたら1日中ミントタブレット食べてた!」なんて人もいるかもしれません。
手軽だからこそ、食べすぎには要注意です。
ガムの場合
ロッテ『キシリトールガム』の公式サイトによると、「1回2粒を5分噛み、1日7回(1日14粒)」が目安。
思ったより多くても大丈夫なんだ……と驚く方もいるかもしれませんね。
お腹の具合と相談しながら、目安量以内に抑えましょう。
ミントタブレットの場合
ミントタブレットは公式に「1日◯粒まで」といった目安は発表されていません。また、1粒あたりの糖アルコール量も非公開のため、明確な基準がないのが現状です。
ちなみに、オフィスのデスクにミントタブレットを常備している人を対象にした調査によると、1日平均9.6粒のミントタブレットを摂取しているそう。
4割以上が「1日で1箱(約50粒)を食べたことがある」と回答していました。サイズが小さい分、たくさん食べてしまう人が多いようですが、10粒以下でもお腹を下す人もいます。
何粒くらいでお腹がゆるくなるかは、同じ人でも日によって変わることがあります。
食後と空腹時で感じ方が違ったり、体調がすぐれないときに影響が出やすくなる場合も。
なんとなく調子が悪い日は、控えめにして様子を見ましょう。
毎日食べてもOK!でも量には注意
ガムもミントタブレットも、適量であれば毎日食べても問題なし。
ただし、糖アルコールの摂りすぎはお腹に負担をかけてしまいます。
無意識につまむのが習慣になっている方は、一度量を意識してみるのもおすすめです。