衝撃のお好み焼き
「さぁできたわよ」と義母が私たちに作ってくれたお好み焼きは、なんと真っ黒に焦げていました。けれども義父は喜んでいるので、こういうものなのかなと、見た目に驚きつつも、せっかく作ってくれたので笑顔でいただくことに。
ところが一口食べると、さらに驚くことが……!
なんと、中はまだ生焼けでドロドロだったのです。
表面は真っ黒焦げで、中身は生焼けというダブルパンチに戸惑っている私。
「外はカリッと、中はとろ~りなのが好きなの」と満足そうな義母の笑顔に、何も言えるわけがありません。
自宅に帰る途中、夫が「昔からあの焼き加減なんだよね」と苦笑いしていました。義母なりのこだわりだったようですが、次第に、義母には料理によってさまざまなこだわりがあることがわかりました。今では義実家で食事をするときは「今日は何が出てくるかな?」とちょっとしたイベント感覚で楽しめるようになりました。
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管理栄養士さんによると、お好み焼きのように小麦粉を使った料理を作るときは、しっかり加熱する必要があるそうです。理由は大きく2つあります。
1つ目は、小麦粉に含まれるでんぷんは、水を加えて加熱することで、初めて消化しやすい状態になるためです。加熱が不十分なまま食べると、消化不良を起こし、腹痛や下痢、吐き気、嘔吐といった症状が出ることがあります。
2つ目は、市販されている小麦粉は製造過程で加熱処理されていないため、生焼けの状態で食べると食中毒のリスクがあるからです。多くの食中毒菌は加熱によって死滅するため、予防のためにも、しっかりと加熱調理することが大切です。
以下の場合は生焼けの状態なので、調理の際、参考にしてください。
・焼いたあとに弾力がない
・竹串を刺すと生地がくっついてくる
・切った断面が熱くない
・粉っぽさを感じる
お好み焼き、天ぷら、クッキー、ケーキなど、小麦粉を使った料理はさまざまありますが、消化不良や食中毒を防ぐためにも、「しっかり加熱」を心がけて、安心して、おいしい小麦粉メニューを楽しみましょう。
著者:桜井あいこ/20代女性/0歳児の女の子を育てるワーママ
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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