リョウさんのSNSアカウントの投稿を前に、リョウさんと向かい合うひさえさん。
「本当にごめん」夫の振る舞いの理由が語られて
ひさえさんは、リョウさんのSNSをすべて読んだことを謝罪したうえで、対処する必要性を説きます。
そして、同僚のオバさんは「パタニティ・ハラスメント」もしている可能性を指摘。
話をするうちに、リョウさんが「無能」「役立たず」と毎日言われていたこと、その言葉が頭に浮かんで離れなかったことがわかりました。
リョウさんは、苦しさから解放されるために飲み会へ向かい、子どもがいると飲み会に行きづらくなることから娘の存在も内緒にしていたと言います。
家事をせずにゲームばかりしていたのも、不安から逃れるため。
ひさえさんにとっては言い訳にしか聞こえないような話ですが、リョウさんは「無能」という言葉に付きまとわれ、何もできなくなっていたのでした。
ひさえさんの立場からすると「どうして話してくれなかったの」という気持ちで今はいっぱいでしょう。家事育児をひさえさんに押し付け、やりたい放題に見えたリョウさんにそのような不安や苦しみがあったとは、家事に育児に仕事に、そして夫の病気による休職にとすべてがのしかかり疲弊していたひさえさんにとっては、おもんぱかることも難しい状況だったことと思います。
次第にリョウさんのことも信じられなくなってきていたひさえさんは、ここまで本当に苦しい思いをしてきたことは想像に難くありません。
リョウさんにはひさえさんという、一緒に考えてくれようとするパートナーがいて、一児の父親でもあります。整った環境で仕事を続けるために、なにより家族と幸せに暮らしていくためにも「周りに相談する」という判断もこれからは心に置いておいてほしいですね。
厚生労働省によるハラスメント対策の総合情報サイト「あかるい職場応援団(https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/)」では、ハラスメントに悩む方のための相談窓口を複数紹介しています。ひとりで悩まず、寄り添ってくれる場所があること知っておいてくださいね。
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