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「妹か弟が欲しいってママに言いな」息子を利用して2人目催促をしてくる母→息子が泣きながら母に反論

私には5歳の息子がいます。計画的なひとりっ子です。ところが、母は2人目催促が激しく、子どもはひとりだけと決めていることを何度説明しても、まったく理解してくれません。ついには5歳の息子を利用して、2人目を促してきて……。

 

息子を巻き込まないで!

わが家は計画的なひとりっ子。息子が生まれたあと夫と話し合い、お互いの年齢や経済状況を考慮して、これ以上子どもを作らないと決めたのです。義父母は少し残念そうな様子を見せたものの「2人が決めたことならそれでいいと思うよ」と納得してくれました。問題は私の母。実の娘が相手なので、遠慮など一切せず「今度は女の子がいいね」「そろそろ次の子どもを作ったら?」と、ことあるごとに2人目を催促してきます。そのたびに子どもを増やす予定はないと説明。ところが、数日するとまた始まる2人目コール。

 

1番困ったのは、息子に向かって「ひとりっ子じゃかわいそうだよねぇ」「孫くん、妹か弟がほしいってお母さんにお願いしてごらん」と吹き込むことです。息子は困った表情をしています。その場ですぐに止めて「私たちには息子がいたら十分なの」と言っても、母は「孫くんと話してるだけだもーん」とどこ吹く風。実家が徒歩10分と距離も近く勝手に息子に会いにくるため距離を置くことも難しく、頭を抱えていました。

 

ある晩、なかなか眠れずにいる息子を寝かしつけていると、急に「僕はひとりっ子でかわいそうなの? 本当はママとパパは妹がほしいのに、僕がいるから我慢してる?」と訊ねてきます。少し驚きながらも、私と夫が息子を大事に思っていること、いろんな家族があってひとりっ子はかわいそうではないこと、息子がいてくれるから我慢なんてしていないことを話しました。すると満足した様子で「僕もママとパパが大好きだから、妹いなくても大丈夫だよ!」と言って眠る息子。その寝顔を見ながら「今度母にビシッと言おう」と決心しました。

 

数日後、またアポなしで家に来た母が「ひとりっ子じゃかわいそうよ」と言い始めます。すると私が声をあげようとした瞬間、「ばぁばいい加減にして!」と息子の声。見ると涙をポタポタとこぼしながら「ママとパパは僕がいたらいいの! かわいそうじゃない!」と声をあげています。孫を溺愛している母は「孫くん、ごめんね。ばぁばもう言わないから」とおろおろ。とりあえずその日は母を帰し、息子を抱きしめて落ち着かせました。私の対応が甘く、思った以上に「ひとりっ子はかわいそう」と言われ続けたことが息子を傷つけていたとわかってショックでした。

 

後日しょんぼりしながら家に来た母は、息子と私に今までのことを謝罪してくれ、以後2人目コールはなくなりました。息子も母の謝罪を受け入れ、訪ねてくる母と仲良く遊んでいます。

 

しつこいとは言え、母親である手前、思い切った対応ができなかったことを今では後悔しています。今後は息子の気持ちを第一に考え、実の親相手であってもしっかり自分の意見を主張しようと思った出来事でした。
 

 

著者:坂田恵/30代・会社員。夫と5歳の息子と、慌ただしくも楽しい毎日を送るママ。最近は夫に息子を任せて映画館めぐりを楽しんでいる。

 

作画:yoichigo

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)

 

 

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