外から長女の泣き声が…?
長男が4歳、長女が2歳のころ、車で1時間ほどの距離にある実家でBBQをすることに。実家へ遊びに行くのは数カ月に一度で、BBQを実家でするのはこれが初めてです。BBQといっても、庭にテーブルを出しホットプレートで焼く、とても簡易的なものです。夫は仕事で来られませんでしたが、屋外で食べるごはんに子どもたちもかなりテンションが上がっていました。
庭先にテーブルとホットプレートをセットして、私は母と室内の台所で野菜を切ることに専念。父に庭で遊ぶ子どもたちを見守ってもらうことに。ところがせっかちな父は、子どもたちが遊んでいるのを横目に「おい。もうホットプレートをつけるぞ」と庭から窓越しに台所の私たちに声をかけて急かしてきます。「危ないから、もう少し待ってね!」と私も台所の窓越しに、父を注意しました。父から返事はなかったのですが、わかってくれたのだろうと思い、私も母も安心して準備を進めます。あと少しで準備が終わる……というとき、長女のとんでもなく大きな泣き声が庭先から聞こえてきたのです! 慌てて庭に出ると、そこには右手を真っ赤に腫らして泣いている長女と、そのそばでオロオロしている父の姿が。
どうやら父は私の言いつけを聞かず、ホットプレートを温めていたようで、目を離した隙に長女が触ってしまったのだそう。すぐさま流水で10分ほどやけどした右手を冷やしました。母から「子どもたちが近くにいるんだから気をつけて! スイッチを入れるのが早いよ!」と怒られて、父はムスッとした顔で何も言いません。父に怒りをぶつけたい気持ちを抑えて、母に長男を預け、私は娘を連れて休日診療に駆け込みます。病院の先生からは「しっかり応急処置できていたので、痕が残るほどひどくはならないでしょう」と言われ安心しました。その後、BBQを仕切り直すという雰囲気にはならず、キッチンでお肉を焼き、子どもたちにあげることに。その様子を見て父は「痕が残るほどじゃなくてよかった。痛い思いをさせてごめんな」と長女に謝ってくれたのでした。娘のやけども1週間ほどで完治しました。
日ごろ子どもがいる環境で生活していない父には、子どもの行動が予想しにくかったのかもしれません。そのことと父のせっかちな性格を考慮して、具体的にお世話の注意点を伝えるべきでした。今後は「任せているから、大丈夫だろう」という思い込みをしないように気をつけ、事前に予測できる危険を伝えて子どもが危ない目に合わないようにしたいと強く感じた出来事です。
◇ ◇ ◇
お子さんのやけどが無事に完治して本当によかったです。
やけどをしたら、すぐに患部を十分に冷やすことが大切です。刺激を避けるため、容器に水を溜めて冷やすか、水道やシャワーの流水を直接患部に当てないように、服の上から10分以上冷やしましょう。氷や市販の冷却シートで冷やしてはいけません。
また、洋服を無理に脱がせようとすると患部がこすれて皮膚を傷めてしまいます。服の上から十分冷やしたのち、脱がせずに、服の上から十分冷やしてください。
やけどの程度がひどいときやデリケートな部分をやけどしたときは、受診してください。また、全身の広い範囲、顔面などをやけどした場合は、すぐに救急車を呼んでください。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:下野香月/30代・ライター。面倒見のいい6歳の長男と、ひょうきんな4歳の長女、甘えじょうずな2歳の次女を育てている元保育士ママ。在宅勤務を目指しスキルアップ中。日々子どもたちに癒やされながら、忙しくにぎやかな毎日を送る。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!