娘が口に入れていたものとは!?
娘がまだ1歳くらいのとき、育児でバタバタとしていたので、化粧もまともにできず、口紅を塗るのがやっとでした。ある日、ちょっと休憩がてら、ソファに座ってメイクした日のことです。
洗濯が終わった音がしたので、メイク道具をそのままに、洗濯ものを干しに行きました。そのあとリビングに戻ってみると、ソファの前に娘が座っていたのです。そしてふと娘の顔を見たところ……。
なんとほっぺがリスみたいに横に広がっていました。「何? やばい! 口の中に何か入っている!」と急いで口の中から出してみると、なんとそれは私の口紅でした。口の大きさよりはるかに長い口紅を娘は口の中に入れてしまったのです。
縦に入っていたらと思うとゾッとしました。
小さな子どもは本当に何を口に入れるかわかりません。そばを離れるときは口に入れそうなものがないかよく確認するなど、細心の注意をはらわなければならないと痛感しました。その後、ものを詰まらせたときの処置などを学ぶため、支援センターで開催していた救急講座を受講し、リスクに備えています。
※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがあります。赤ちゃんに渡さないようにしましょう。
※赤ちゃんが遊んでいるときは、ママは赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
※化粧品の含有成分によっては、誤飲したとき重篤な症状に至る場合もあります。口紅の毒性はきわめて低いですが、リップクリーム(特に薬用)には、防虫剤にも使用されているカンフルという成分を含むものがあり、注意が必要です。カンフルを含むものを子どもが大量に飲み込んでしまった場合は、その場で吐かせたりはせず、すみやかに医療機関を受診するようにしましょう。
※乳幼児の口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。奥まで手を入れることはしないようにしましょう。
著者:山岡いと/女性・主婦。女の子のママ。転勤族なので、専業主婦をしています。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています