夫を捨てる決意をした妻は…
私は夫に、実家に帰って親に報告すると告げました。そして、学校や離婚の手続きも、自分でおこなうと伝えて……。
「ちょっと待ってよ!」
りょうさんは、「こんなことで離婚したくない」とかほさんを引き止めます。さらに、浮気は少し遊びたかっただけで、子どもが生まれたらちゃんとしようと思っていたと発言。
「俺が悪かった、許してほしい……」
謝るりょうさんに、かほさんは、今の発言をこの場でめいさんに電話で伝えたら「離婚を考え直してもいい」と告げます。
りょうさんは、かほさんの言葉に絶句。
少し考えたあと、震える手で、めいさんに電話をかけるのでした。
「浮気は遊びだった」という言い訳の常套句で許してもらおうとするりょうさんですが、一度失われた信頼は、簡単に取り戻せるはずがありません。また、浮気を「こんなことで」と話すことからも、かほさんがどれだけ傷ついているのか、まだわかっていないかもしれませんね。
かほさんが目の前でめいさんに電話をかけるように言ったのは、一見仕返しのように思えますが、決して怒り任せの言葉ではないはず。母として子どもを守るために、りょうさんに現実と向き合わせ、自分の無責任な言動を悔い改めてほしいという願いも込められていたのではないでしょうか。これは、かほさんがりょうさんに与えた、最後のチャンスでもあるのかもしれませんね。
のむすんさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。