娘のお空の世界で決めることがたくさんあるという発言に「使命とか?」と尋ねるゆる子さん。すると娘は「もちろんそれも大事だけどもっと基本的なこと」と話します。そして、性別や外見などたくさんの項目があったと言うのです。ゆる子さんは「私……使命とか全然思い出せないや。私って特別な才能もないしね……」と呟きます。すると娘は「なんで才能が必要なの?」「ママはママのままで大丈夫なんだよ♪」と声をかけ「生きてるだけで素晴らしいことなんだよ?」と言うのです。
そして、突然ゆる子さんに向かい「ママの夢ってなに?」と聞く娘。続けて「ママは夢が叶ったからママのやりたかったお仕事をしてるんだね?」と笑顔で話す娘。その言葉に「私って……本当に夢を叶えたの?」とゆる子さんの胸がざわつくのでした。
夢……?娘のひと言でハッとした私は!
娘との会話をきっかけに「私は……夢なんか叶えていない」とハッとするゆる子さん。そして「……娘ちゃんありがとう」とポツリ。続けて「私、すごく大事なことを思い出したかも」と娘に伝えます。ゆる子さんは「娘ちゃんは本当にすごいね」「いろんなことをママに教えてくれて……毎回たくさん発見があるよ」と優しい笑顔で娘に話します。ゆる子さんの言葉を聞いた娘は「だって私が生まれてきた理由は……ママを幸せにするためだから」と照れながら言うのでした。
驚くゆる子さんに娘はお空の世界で早くママの子になりたかったと強く思っていたことを伝え「ママが私を無事に産んでくれたことすっごくすっごく感謝してるの」と言うのです。娘の気持ちを知ったゆる子さんは、幼少期の苦しい思い出がよみがえります。しかし、自分だけが苦しかったのではなく、お空の世界の記憶を持った娘が一番大変な思いをしていたのかもしれないと思うのでした。
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娘さんの「だって私が生まれてきた理由は……ママを幸せにするためだから」という言葉にウルッとしました。お空の世界の記憶をハッキリと持つ娘さんとの生活は不思議で、ときに苦しい思いもしてきたと思います。しかし、今回の娘さんの言葉が聞けてとても幸せな気持ちになりました。ゆる子さんも娘さんも特別な能力を持つことで苦しいことがありかもしれません。それでもしっかりと向き合い理解する素敵な親子関係に感動が止まりません。