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「あなたの布団は外よ!」義実家で私の布団がない!?義母のまさかの仕打ちに…私がとった“作戦”とは

GWはのんびり過ごすつもりでいたのですが、義母から突然「手伝いに来て」と連絡がありました。お正月ほどではないにせよ、親戚が義実家を訪ねてくるとのこと。

義母いわく、私は“いちばんの新参者”なのだそうで、親戚に認められるには相当な努力が必要なんだとか。そして迎えたGW初日……。

義実家へは義姉も一緒に向かいます。実は、私と義姉は気が合うんです。私はサバサバしてあっけらかんとしたタイプ、義姉はおとなしくて“良妻賢母”そのもの。まったく正反対の性格ですが、お互いをリスペクトしています。特に、義母の嫌がらせに負けない私のタフさを、義姉はよく褒めてくれるんですよ。

 

こき使われるのはわかっていながらも、義姉の夫である義兄は、彼女に対していつも冷たい態度。自分はゆっくり起きてのんびり実家へ向かうのに、義姉は幼い子どもを連れて、早朝に家を出なければなりません。そんな事情を知っていた私は、義姉と一緒に出かける約束をしました。うちは夫をしっかり“教育”してあるので、最初から夫婦で車に乗って朝から出かける予定だったんです。

 

外で寝ろ!?布団が消えた理由は…

みんなが外食を楽しんでいる間、私たち嫁は義実家で布団の準備。ふと気づくと、私が使うはずの布団が見当たりません。さっきまで他の布団と一緒に置いてあったはずなのに……。義母に連絡して確認すると、返ってきた言葉にあ然としてしまいました。

「あなたの布団は外よ」
どうやら、私のような“役立たずの嫁”は、屋根のある場所で寝る資格すらないということのようです。今日はけっこう頑張ったのですが。

 

「今夜は冷えるかもね〜」
夜になると、この辺りは気温が10度以下になります。念のため、「何かあったら責任を取ってくださいね」と義母に伝えておきました。
「ではおやすみなさい♪」
義母の嫌がらせにあくまで平然と振る舞う私。すると義母が嫌味を込めて言ってきました。
「意地張っちゃって!」
いえいえ、別に意地なんて張ってませ〜ん♪ もちろん、外で寝るなんてことはしませんよ。

 

 

翌朝、外で寝ている私の姿が見えないと義母から連絡がありました。「姑の言うことは絶対なのに、それを守らず、生意気な態度ばかり取って!」とご立腹。ついには「夫と離婚させる」とまで言い出しました。ちなみに義父も私のことが嫌いらしく、「離婚に賛成だ」とのこと。

 

そして最終的に言い渡されたのは――「あなたは嫁失格。もう二度と家には来ないで」だそうです。……やったー!

 

「布団は外」に夫も義姉も覚悟を決め…

私の布団が外に置かれていたことを知った夫は、ついにある決断を下しました。実は以前から夫婦で話し合っていたのですが……私たち、義父母との絶縁を考えていたのです。昨夜の一件で、夫もようやく覚悟が決まったようでした。

 

そんな私たちの様子を見ていた義姉も、どうやら大きな決断をしたようです。義兄と離婚し、子どもと2人で新たな生活を始めたいと言うのです。ただ、義姉には経済的な余裕がありません。そこで私は、彼女の背中をそっと押すことにしました。何を隠そう、私は経営者♪ ちょうど事務スタッフを探していたところだったので、うちで働いてもらうことにしたんです。これはもう、一石二鳥ですね!

 

私たちの決断を聞いた義母は、「自分ひとりでは決められない」などと、よくわからないことを言い出しました。でも、義父母が何を言おうと私たちの意思は変わりません。私たち夫婦の絶縁も、義姉の離婚も、すでに決定事項。義父母の許可や判断なんて必要としていません。というか、そもそも義父母の意思を伺うつもりもありませんでした。

 

真実を話した瞬間、義父母の態度が一変

「同居を拒むなら金を出せ」と義父母に言われてから、私たち夫婦はずっと仕送りを続けてきました。そのお金が私の稼ぎから出ていたことを、今回初めて義父母が知ることに。そして、私が経営者であるという事実も明らかになり、義父母の私に対する態度は一変。手のひらを返したように謝罪してきました。

 

「これからはあなたの意見を尊重するから、仕送りは止めないでほしい」と言われましたが、もちろん私はきっぱり断りました。とはいえ、義母もなかなか引き下がりません。挙げ句の果てには、「あなたが普通の嫁じゃないと知っていたら、こんなことにはならなかった」と。つまり、この期に及んでなお、私に原因があるかのような言い方をするのです。……もうそこが無理なんですよね。

 

そもそも、私が仕事をしていることを隠さなければならなかったのは、義父母のせいでした。結婚したら仕事を辞めろと強制され、「大した金にならない仕事ならやめるべき」という考えだったのでしょう。ところが、私が人より稼いでいると知った途端、手のひらを返したようにあっさり了承して……。結局はお金がほしいだけ。

 

「考え方が古かったと反省している。これからはあなたの才能を生かしてほしい」と、義母は突然言い出しました。さらに、「まだ結婚して1年にもならないのだから、これまでの嫌がらせは大したことない。自分が若いころはもっと嫁姑関係が大変だった。だから許してほしい」とまで……。

 

2人とも元気なのだから、お金がないなら自分たちで働けばいいんです。来年のGWは、のんびり過ごしたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

「自分もされたから」といって、お嫁さんに嫌がらせをするのは違いますよね。受けた理不尽は、次の世代に繰り返さない――そんな姿勢でありたいですね。

 

【取材時期:2025年4月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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