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「なぜ私ばかり…」40歳、突然の腹痛からまさかの病気!どん底の私が前向きになれた理由【マンガ】

40歳のある日、突然の左脇腹の痛みから判明したのは、大腸憩室炎[だいちょうけいしつえん/腸内にポケットのようなくぼみ(憩室)があり、そこに便が詰まるなどして細菌が繁殖し、炎症を起こす病気)]。内科、婦人科の受診を経て救急外来に駆け込み、そのまま入院となってしまいました。その後の入院生活、治療、そして心の動きをお伝えします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師里村仁志先生
里村クリニック院長(埼玉県さいたま市南区大谷口5320-1)

消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
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入院当初、気分は最悪だった

突然の腹痛から大腸憩室炎が判明した女性

 

突然の腹痛から大腸憩室炎が判明した女性

 

突然の腹痛から大腸憩室炎が判明した女性

 

 

突然の腹痛から大腸憩室炎が判明した女性

 

突然の腹痛から大腸憩室炎が判明した女性

 

突然の腹痛から大腸憩室炎が判明した女性

 

 

突然の腹痛から大腸憩室炎が判明した女性

 

突然の腹痛から大腸憩室炎が判明した女性

 

休日に駆け込んだ救急外来で、大腸憩室炎の診断がつき、そのまま入院が決まりました。医師によると、治療は、3〜4日の絶食と、抗生物質の点滴。1週間ほどで退院できるだろうとのことでした。

 

手続きが終わり病室に着いたのは、夜の19時すぎ。正直、このときの気分は最悪でした。私は、35歳のときに大病を経験して以来、自他ともに認めるほど健康意識が高く、生活習慣には人一倍気を付けてきました。その間、同世代の姉や友人たちを見ても、入院が必要になるような病気をしている人は周りにはいません。こんなに健康に気を付けているのに、なぜ私ばかり……と暗い気持ちになっていました。

 

この先もずっと病気ばかりの人生が続くのだろうかと、悪いほうばかり考えて、慣れない病室であまり眠れない夜を過ごしました。

 

 

憩室炎の治療は、絶食と抗生物質の点滴

翌朝から、1日3回の抗生物質の点滴が始まりました。絶食どころか、お水も必要最低限とされ驚きました。体に必要な水分や塩分などは、点滴から入れているそうです。

 

3日も何も口にしないなんて初めての経験です。おなかがぐうぐう鳴って仕方ないのでは?と思いましたが、そんなことはなく、絶飲食は思ったほどつらくはありませんでした。気持ちは落ち込んでいたものの、「しっかり治したい!」という気持ちが強かったからかもしれません。

 

それでも、「明日から食事が出ますよ。少しずつお水を飲んでおいてください」と看護師さんに言われたときは胸が踊りました。

 

そして入院3日目のお昼から久しぶりの食事です。初めは三分がゆと、ペースト状になった野菜の煮物や豆腐などが出てきました。三分がゆは、お米の煮汁に、ふやけた粒がわずかに沈んでいる程度なのですが、それでも3日ぶりに味わうお米の甘さは格別でした。

 

食事はその後、3食ごとに、三分がゆから五分がゆ、全がゆへとステップアップしていきました。

 

憩室炎の痛みが和らぐにつれて気持ちに変化が…

肝心の大腸憩室炎の痛みは、初日は歩いたり、患部を下にして寝転がるのも痛いほどでしたが、3日目には、動くと筋肉がつるような痛みまで和らぎ、5日目でほとんど痛みを感じなくなりました。

 

食べていないから当たり前かもしれませんが、しばらく止まっていたお通じも、痛みが和らぐにつれて再開。少しずつ腸が元気を取り戻していく実感を得ることができました。

 

不思議なもので、体が回復していくと、落ち込んでいた気持ちも少しずつ前向きになっていきました。絶飲食の間は、何も手につかず、不安と闘っていましたが、後半は、ベッドで仕事をしたり、退院に備えてせっせとランドリーで洗濯をしたり、病棟を歩き回って体力の回復に努めるほど。病気になったことも「人生半ばのメンテナンスの機会なんだ! これを乗り越えてまた健康に生きていくんだ!」と思えるようになっていました。

 

そして入院7日目。血液検査の結果も正常に戻り、予定通り1週間で退院することができたのです。

 

まとめ

健康に気を付けていた中での突然の入院は本当に落ち込みました。けれど体の回復とともに、「メンテナンスの機会!」と気持ちを切り替えることができ、退院後には、数年前から気になっていた大腸内視鏡検査を決意。結果、小さな良性のポリープが見つかり、その場で切除できました。

 

体のトラブルが避けられない世代になってきましたが、めげずに対処して、健康を維持していきたいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

執筆・マンガ/山口がたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

 

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