40代で胃炎、ピロリ菌と腫瘍が見つかった
40代のとき、私は胃炎を発症し、胃カメラ検査を受けることになりました。検査の結果、胃の中にピロリ菌が棲みついていることと、小さな腫瘍が見つかりました。すぐにピロリ菌除菌のための薬を1週間ほど飲みましたが、その後の検査で除菌がうまくいっていないことが判明し、とても落ち込みました。
それでも2次除菌をおこない、ようやく除菌に成功。さらに小さな腫瘍も消えて、きれいになっていました。除菌が終わった後、内科の先生から「胃炎の原因はやはりピロリ菌だったね」と言われ、除菌後は胃炎に悩むこともなく、身も心もすっきりした気分になりました。
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ピロリ菌が胃炎の原因でした。除菌後は体調が回復し、胃炎の症状もなくなりました。ピロリ菌から胃がんにつながる可能性もあると聞いたので、健康診断などで定期的に胃カメラ検査を受けることの大切さを感じました。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
著者:50代女性/会社員
イラスト:まげよ
子宮筋腫治療で心身ともに苦しむ
30歳で初めて妊娠したとき、子宮筋腫が見つかりました。そのときは小さく「心配いらない」と医師に言われ、安心して出産。しかし6年後、月経困難症のような症状が出て生活に支障が出るようになり、婦人科を受診しました。
MRIで筋腫が大きくなり、厄介な場所にもできているとわかり、ホルモン療法を始めることに。副作用で更年期のような症状が出やすいと聞きましたが、私の場合は不正出血が先に始まりました。
3カ月ほど毎日少量の出血や重い生理痛が続き、精神的にもまいっていきました。仕事も休みがちになり、うつのような症状や抜け毛にも悩まされ、病院では「副作用かもしれない。様子を見て」と言われるだけで、毎日泣いて過ごす日々でした。
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薬の副作用や精神的な不安で苦しみましたが、漢方を取り入れて体調が回復。今後も医師と相談しながら自分に合った治療法を探していきたいです。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
著者:30代女性/会社員
イラスト:まげよ
中学生で骨腫瘍、全身麻酔手術
中学生のころ、脚に骨の出っ張りができる多発性骨軟骨腫(たはつせいこつなんこつしゅ)という病気になり、手術を受けました。多発性骨軟骨腫は、成長期に骨が角のように大きくなり、神経に触れると痛みが出る病気です。
手術は整形外科の病棟での入院となり、全身麻酔でおこなわれました。手術当日は朝から絶飲食、手術着に着替えて点滴を打ち、親や看護師さんと手術室へ。麻酔で意識が遠のき、目が覚めたときには病室のベッドでした。
数日後から歩行器や松葉づえでリハビリを始め、3週間ほどで退院。リハビリを頑張ったおかげで早く退院でき、入院生活も同じ病棟の患者さんたちと仲良くなり、前向きに過ごせました。
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初めての全身麻酔手術や入院生活は不安もありましたが、同じ病棟の仲間と支え合いながらリハビリを乗り越え、貴重な経験になりました。今でも忘れられない思い出です。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
著者:50代女性/会社員
イラスト:きょこ
まとめ
胃炎、子宮筋腫、骨腫瘍……それぞれ異なる病気に悩んだ3人の女性の体験談から、早期発見や自分に合った治療法の大切さ、そして前向きに向き合う強さを感じました。日ごろから体調を気づかい、何か不調があれば、早めに受診したいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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