前髪が薄くなってきた
40歳を過ぎたある日、髪をセットしながら鏡に映る自分をじっと見ると、もともと広かったおでこが、以前よりも広がって見えました。確かめるように前髪をかき上げて照明の下からのぞくと、頭皮が透けて見え、明らかに毛量が減っていて……ショックでした。
40歳を過ぎてから疲れが取れないなど、体のあちこちに老化というものを感じていましたが、まさか髪にも老化が来ているなんて。
後頭部も確認しましたが、おでこ以外はまだ大丈夫のように見えます。薄毛を隠そうとするほど不自然になるので、今は前髪を短くし、サイドにふんわりと流しています。
なんだか白髪も増えてきた
30歳後半から白髪がちらほら出てきたので、時々抜いて過ごしていました。けれど、40歳を過ぎた今は、1週間抜かないと白髪が目立つようになりました。
美容師さんに話すと「抜いてはいけませんよ。抜くと頭皮にダメージを与え、そこから毛が生えにくくなることがあります。目立つならカットしてください」とアドバイスをもらいました。
根元からカットすることはかなりの手間がかかります。あまり髪や頭皮に負担をかけたくないですがこの先、手に負えなくなるなら染めるか、グレイヘアにするなど白髪を目立たないようにする方法も検討しています。
長い間抱えていた髪のコンプレックス
これまで私の髪の悩みは尽きませんでした。乾燥しやすい上にクセ毛であることが嫌で、サラサラのストレートヘアは私の憧れでした。そのため学生時代は縮毛矯正を繰り返し、髪をストレートヘアにしていました。
真っ黒な髪で、平凡な顔立ちの私。そんな自分が嫌で、20代のころは髪も染めていました。縮毛矯正とヘアカラーを繰り返した結果、髪は傷み、パサパサに。前髪にまで枝毛が出現……。憧れのサラサラストレートヘアとはかけ離れていました。
そんな私ですが、出産を機にあまり美容院に行かなくなりました。お金も時間もかかる上、自分をケアする余裕がなかったからです。
あるとき、憧れだった友だちから「黒髪がよく似合っているね」と言われました。その言葉がすごくうれしかったので、それから髪を染めていません。この友だちのひと言がきっかけで、ありのままの自分も悪くないと思えるようになりました。
40歳もとっくに過ぎたころ、自分の心身の変化に戸惑い、心機一転、何十年ぶりかにショートヘアにしました! それから自分の髪が好きになりました。
まとめ
これまで自分のことは後回しにしてきました。前髪は薄くなり、白髪も増え、鏡で見る自分の姿に驚きの連続ですが、老化は誰にでも訪れるもの。そんな中で自分の髪と向き合い、手をかけることで少しずつ愛着が湧いてきました。変化を受け入れ、今の自分を肯定できるようになったことが、私にとって何より大きな収穫です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:葵 ゆき/40代女性。スポーツ店で10年勤務。趣味はウォーキングや読書。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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