ママ友が用意してくれたミルク用のお湯に…
次男には生まれつきの障害があり、その親の会で何度か顔を合わせるうちに、次男と同い年の子を持つママと仲良くなり、初めてママ友宅にお邪魔することになりました。
事前の連絡で、ママ友から「○○くんミルクだよね? お湯はこっちで用意するよ。なるべく荷物少ないほうがお出かけのハードル下がるよね」と、やさしく気遣ってくれました。
そして当日、ママ友宅にお邪魔し、おしゃべりを楽しんでいると、次男のミルクの時間に。ママ友が「お湯沸かすね。うちは完母だからヤカンとかはないんだけど、お湯を沸かすときはいっつもこれ使ってるんだ~」と、卵焼き用のフライパンでお湯を沸かしてくれました。
「お湯が沸いたから、自分でミルク作ってもらっていい?」とママ友が言ってくれたので、私がそのフライパンをのぞくと、なんとお湯に油の膜が張っていたのです。「これでミルクを作るのはちょっと抵抗があるな」と思ったものの、気まずくてママ友には言えず……。
とっさに私は液体ミルクを出し「あ、ごめんね。今日はラクをしようと思って液体ミルクを持ってきてたの! いつもマグカップにお湯入れて、そこにこの液体ミルクを缶ごと入れて温めてるんだけど、マグカップ借りてもいいかな?」とお願いし、それで液体ミルクを温め、無事に次男に授乳することができました。
ママ友曰く、卵焼きを作るときもそのフライパンを使っているそうですが、「角があるから、スープとかコーヒー作るときに注ぎやすくて便利なんだよね」とのこと。なるほど、たしかに注ぎやすそうと思いつつ、ママ友は細かいことは気にしないタイプなのだなと感じました。
大人が飲むのであれば気にしなかったかもしれませんが、今回はまだ0歳児のミルクだったため抵抗を感じてしまいました。ママ友に悪気はなく、むしろ、やさしさからの提案だったので、それ以来も親しく付き合いを続けており、この一件をきっかけに、お出かけのときは必ず液体ミルクも持ち歩くようにしています。
◇ ◇ ◇
赤ちゃんのミルクをつくる際には、清潔な器具と安全なお湯を使うことが大切です。今回のように、普段調理に使っているフライパンでお湯を沸かした場合、フライパンに残っていた油分が混入する可能性があります。とくに、生後まもない赤ちゃんは、消化機能が未発達なため、油をうまく分解できず、下痢や嘔吐などの消化不良を引き起こすおそれがあります。ミルクの調乳には、必ず油分の付着していない清潔なやかんやポットを使いましょう。お出かけの際は、液体ミルクを持参して活用すると安心ですね。
著者:吉川 みきな/30代女性/平成20年生まれ、令和7年生まれの女の子と、平成30年生まれ、令和4年生まれの男の子の4児を育てている母。長女を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!