青じそをドボンとつけて食べよう
NHK『きょうの料理』で料理研究家・大原千鶴さんが披露した「青じそのしょうゆ漬け」を作ります。
たっぷりの青じそをしょうゆメインの調味液にドボンと浸ける常備菜。ご飯のお供にも、夏に欠かせないそうめんの薬味にもなりそうです。
ちなみに「青じそ」と「大葉」は同じもの。青じその葉を指す商品名が大葉なので、スーパーで買う場合は、どちらを選んでもOKです。
さっそく作ってみましょう。
大原千鶴さん「青じそのしょうゆ漬け」のレシピ
材料(つくりやすい分量)
・青じそ…10束(約100枚)
【塩水】
・水…カップ2+1/2
・塩…大さじ1
【A】
・しょうゆ…大さじ3
・みりん (煮きったもの)…大さじ3
・すりごま (白)…大さじ3
・ごま油…小さじ1/2
・一味とうがらし…少々
・塩…大さじ1
用意する青じそはなんと100枚!スーパーで手に入れた大容量パックに、10束ぴったり入っていました。
多めに作っても冷蔵庫で約1週間保存できますが、不安な方は調味料を調整して、少なめで作ってみてくださいね。
また、その他に青じそがちょうど入るくらいの大きさの保存容器(約10×12cm)が必要です。
作り方①青じそを洗う
青じそは束のまま洗い、水けを切ります。
写真のようにボウルに水を入れて、ふるように洗うと楽にキレイに洗えました。適宜、水を替えてくださいね。
作り方②塩水につける
水カップ2+1/2に塩大さじ1を混ぜて作った塩水に、青じそを10分間つけ、水けを切りましょう。
こうすることでアクが抜け、調味液につけても色が変わりにくくなるそうですよ。
作り方③調味液を準備する
青じそを塩水につけている間に【A】を混ぜ合わせておきます。
作り方④青じそをつける
保存容器に青じそを2〜3枚入れ、③の調味液を少しかけます。同様に繰り返して、すべての青じそと調味液を加えてください。
100枚の青じそで作る場合、ココが山場です。地味な作業に気が遠くなりますが、頑張りましょう(笑)。
作り方⑤時間をおく
青じその上下を返し、調味液を全体に行き渡らせます。
ラップをかけて、皿などでおもしをしましょう。約1時間後から食べられますよ。
【実食】どんどんご飯が進む!真の飯泥棒
約1日おいた青じそがこちら。下処理をしたおかげか、黒っぽさはほとんどありません。
清涼感のある青じその香りとごま油の芳醇な香りが一体となって、アロマのようです。容器に鼻を近付けてしばらくスーハーしていました(笑)。
まずは、ご飯に巻いてパクリ。口の中に入れた瞬間、青じその爽やかな香りがぶわっと広がり、しょうゆとごま油のコクがご飯の甘みを引き立てます。
暑い時期は冷たい麺が食べたくなりますが、同じような感覚でするするとご飯が口の中へ入ってきました。
ごま油を使っているものの、基本的にはさっぱり。味付け海苔を使うように何枚も青じそを食べたくなる、まさにご飯泥棒です!
おにぎりに巻いて
海苔の代わりに、おにぎりに巻いてみました。1回やってみたかったんです、こういうの。見た目も涼しげで上品です。
塩気と香りがギュッと凝縮されていて、海苔より軽やかな印象です。
この時は塩おにぎりに巻いただけですが、おにぎり本体にも刻んだ青じそを混ぜ込むと、さらに爽やかな味わいになりそう。
ピクニックやお弁当にもぴったりですよ。
薬味として麺類に
最後はそうめんの薬味にしました。切らずにそのまま入れても、箸で小さくカットできましたよ。
青じその繊維質は残っているのでパリッとした感じはありつつも、生の青じそを使ったときよりも馴染みが良い印象。
いつものそうめんが格上げされた気分です。青じそをつけていた調味液をめんつゆに少し加えると、爽やかさが増しますよ。
100枚分作ってみて
食卓で大活躍する一品でした。基本の作り方を覚えておけば、豆板醬を入れて中華風にするなどバリエーションも生まれるはず。
作り置きして冷蔵庫に入れておけば、暑い日や疲れて料理する気力がない日でも、少し頑張れそうです(笑)。