「ポイントが貯まる」夫は満足そうでしたが…
私たち夫婦は、結婚したタイミングで私が家計を管理することに。お互いの収入をまとめて、そこから夫婦それぞれ自由に使えるお金をお小遣いとして分けています。もともとお金の使い方に無頓着だった夫は、現金ですべての支払いをしていました。しかし、お小遣い制を採用して自由に使えるお金が減ったためか、ポイントが貯まるクレジットカードを作ることにしたようです。
夫が選んだクレジットカードは、毎月の請求額の何%かがポイントとして還元されるものでした。数百円分の恩恵を受けているようで、「このカードはポイントがたくさん貯まる!」と言いながら、私にもカードを作れとしつこく誘うことも。私はすでに別の会社のクレジットカードを作っており、夫の勧誘がうっとうしいなと感じていました。
また、今まで私がどれだけ「クレジットカードを作ったら?」と言っても聞かなかったのに、さっぱり忘れているようです。ポイントが付くという魅力も、私がさんざん話していたことなのに……とあきれていました。
ただ、自分が毎月いくら使っているかさえまったく把握していなかった過去の夫に比べると、「まだお金の管理に関心を向けてくれただけマシか」と思っていました。
カードが使えない!?設定を見てびっくり!
クレジットカードを作ってから数カ月たち、夫婦で買い物をしていたときのこと。夫は趣味の釣り道具を買おうとして、お小遣い用のクレジットカードを使いました。しかし、何度やり直してもエラーになってしまうようです。とりあえずその場では現金で支払いを済ませ、帰宅しました。
カードの状況をアプリで確認すると、利用が停止になっていました。「毎月支払いをしているのに、どうしてだろう……」と話す夫の手元にある請求書をのぞき込むと、リボ払いの文字が。「まさか、リボ払いにしていないよね?」と私が聞くと、夫は「え? リボ払いって何?」ときょとんとしました。
詳しく夫に話を聞くと、クレジットカードを作ったときに設定がよくわからず、適当に選択したとのことです。そんな大事なことを適当に選ぶ人なんていないだろうと思いましたが、夫は何が悪いのか見当もつかない様子でした。
リボ払い上限を超え利用停止!高い勉強代に…
カード会社に確認したところ、リボ払いで利用できる上限額まで使ってしまった状態で一時的に利用停止になっているとのこと。夫は「リボ払いになっているなんて知らなかった」「こんなに使ってない!」と逆ギレし始めました。
怒っている夫を何とかなだめて、アプリから利用履歴を確認。すると、趣味の釣り道具やカバン、服などすべて買った覚えがあるものばかりでした。毎月の請求書をよく確認していれば、購入金額と請求額の差に気付けたはずなのですが……。やはり、夫のお金への関心のなさは変わっていなかったようでした。
とはいえ、このままでは利息が増えてしまうので、泣く泣く貯金から約100万円を一括で返済しました。私は「いい年の大人がリボ払いのことを知らないなんて……」と言葉を失いましたが、よくよく考えればお金に無頓着な夫に知識がないことぐらい予想できたはず。夫がクレジットカードを作るときに、一緒に設定を確認すればよかったと後悔しています。
まとめ
夫はこの一件でクレジットカードを持つのが怖くなり、今はお小遣いを現金で管理しています。また、お金の大切さがわかったのか、「いつも家計管理をしてくれてありがとう」と感謝を伝えてくれるように。お金の勉強ができる本を購入して、夫婦で読むようにもなりました。
お小遣いはそれぞれ自由に使えばいいと思っていましたが、夫婦で稼いだ大切なお金なので、時々使い道を共有したほうがいいのかなと感じています。今回は夫でしたが、私がトラブルに巻き込まれるかもしれないので、夫婦でマネーリテラシーを高めていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松本 裕美/30代女性・ライター。2023年生まれの女の子と夫の3人暮らしのママ。飲食業で働いていたが、出産を機にWEBライターに転職。夫は朝早くから夜遅くまで仕事なので、ワンオペ育児に奮闘中。子どもを寝かしつけた後の晩酌が毎日の楽しみ。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
関連記事:「え?借金?」夫の高級自転車に隠された衝撃の真実…返済の末に見つけた思わぬ夢とは【体験談】
関連記事:「えっ、残高が数百円!?」通帳を確認してがくぜん!夫を問いただしてわかった驚がくの真実とは
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!