
初めての子連れ結婚式で思いがけないお願いが!
これまで結婚式に子どもが参列しているのを実際に見たことがなく、「子ども用にはどんな料理が出るのだろう?」と不安に感じていました。しかし夫から「子ども用のメニューを出してもらえるって」と聞き、私は一安心。
そして迎えた当日。式場に到着してしばらくすると、思いがけないお願いが飛び込んできました。
「お色直し後のキャンドルサービスのときに、息子さんから新郎新婦へお花を渡してもらえませんか?」
式場スタッフさんからの突然の依頼に驚きつつも、息子本人は「いいよ」と快諾。「いつお花渡すの?」と何度も聞いてくるほど、やる気も十分でした。
そんな中、いよいよ式が始まり、料理が運ばれてきたのですが……。
「子ども用」でも食べられない!?
運ばれてきた子ども用メニューに私は思わず絶句。なんとメイン料理は、息子が苦手なオムレツとグラタンだったのです。
私は子ども用メニューと聞いて、「きっとハンバーグや唐揚げといったメニューだろうな。それなら息子も食べられるし大丈夫」と勝手に想像して安心していたことを反省しました。
息子の表情はみるみる曇り、普段は大好きなサラダやコーンポタージュ、パンまで「食べたくない」と拒否。結局、ポテトを数本とジュースを少し飲んだだけで、ほとんど手をつけられませんでした。
それでも、慣れない場所やたくさんの人に緊張していた息子も、ジュースを飲んで少しずつ機嫌を取り戻し、笑顔で拍手を送る場面も見られるように。
ホッと一安心したその矢先――。
出番直前にまさかのトラブル!
キャンドルサービスの時間が近づくと、息子の表情が一変し、突然「おなか痛い」と言い出しました。
この時点で新郎新婦はすでにお色直しに向かってから10分ほど経過。慌ててトイレへ向かい、おむつを替えて、時間を気にしつつ、痛みが落ち着くまでおなかをさすってあげました。
「もう大丈夫!」と笑顔を見せた息子と急いで会場に戻ると、ちょうどキャンドルサービスが始まるタイミング! スタッフさんからお花を受け取ると、息子は何事もなかったかのように「おめでとう!」と新郎新婦にお花を手渡すことができました。
「子ども用メニューなら安心」と思い込んでいたせいで、息子にとってはつらい思いをさせてしまいました。事前にメニューの内容を確認しておくべきだったと反省しています。可能であれば軽食の持ち込みができるかどうかも確認しておくとよかったなと思いました。
この経験をきっかけに、今では外食の前に必ずメニューをチェックするように。おかげで、子どもとの外食も以前より楽しく過ごせるようになりました。
著者:有沢 なほ/30代女性。2017年生まれの男の子のママ。フルタイムで住宅関連の仕事をしながら、副業でライター業にも取り組むハイブリッドワーママ。子どもの「やってみたい!」を費用面で諦めさせたくなく、副業をスタート。子どもとのテレビゲーム、野球練習が休日の楽しみ。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)