誕生日に花束をくれた夫
ある年の誕生日、夫がくれたプレゼントは真っ赤な花束でした。ぬいぐるみや置き物よりもうれしかったので、「ありがとう!」とうれしい気持ちを伝えました。
そして、これまでのこともあり、私は「これからも、誕生日プレゼントをくれるなら花束がいいな」とお願い。それから夫は、毎回赤い花束をプレゼントしてくれるようになりました。
でも…赤色は好きじゃなくて
夫からの赤色の花束も、もちろんうれしいのですが、本音を言うと……私は、赤色が好きじゃありません。本当は黄色やオレンジ色が好きなのです。私の誕生日ですし、わが家にとってお花は贅沢なものなので、せっかくなら赤色以外の花束が欲しいな……と思ってしまいました。
花束をもらい続けて3回目の誕生日が近づいてきたとき、私は意を決して夫に伝えました。「今度は黄色の花束がうれしいな。黄色が好きなこと、あなたも知ってるでしょ」と。すると夫は「わかった!」と言ってくれ、その年の誕生日プレゼントには、夫は黄色の花束をプレゼントしてくれました。
ただ、その翌年の誕生日に夫からもらったのは、また赤い花束。それ以降、私が「黄色がうれしい」「オレンジがうれしい」と言っていない際は、赤い花束をプレゼントされることが続きました。
夫が赤い花束をチョイスする理由とは
単純に疑問に思った私は、あるとき夫に「どうしていつも赤い花束をくれるの?」と尋ねてみました。
すると、夫はちょっと恥ずかしそうな顔をして「俺にとって、〇〇ちゃん(私)のイメージカラーは赤色なんだよ」とのこと。
夫の回答に「戦隊モノの主人公じゃないんだから!」と、思わずツッコミをいれてしまいましたが、私のことを考えながら花束をプレゼントしてくれていたのだとわかり、ホッコリした気持ちになりました。
夫の気持ちを理解した翌年から、私も夫の誕生日には、私がイメージする「夫の色」の花束をプレゼントすることにしました。夫はどんな色の花束でも喜んでくれますし、私も好きな花束が飾れて大満足です。
著者:大野肉美/40代女性・2015年、2019年生まれの女の子を持つ母。趣味はK-POPや音楽活動。日常生活のクスっと笑えるエピソードを読んだり聞いたりするのが大好き。モットーは「一日一笑」。
イラスト:たこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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