「浸水」しないのはNG!お米が劇的に美味しくなる「プロの炊き方」
今回検証するのは、2025年5月30日放送の日本テレビ『news every.』で紹介された、五つ星お米マイスター・西島豊三さんが教える「お米の美味しい炊き方」。
やってはいけないことや、少しプラスするだけで劇的に変化する技が紹介されました。
炊く前の準備と炊き方を少し変えるだけで、ごはんの“ふっくら感”がアップするんだとか……!
【下準備】お米を再精米したら、浸水させる
まず乾燥した状態のお米をざるに入れて強くこすり、お米を「再精米」します。このとき出てくる粉のようなものが、古米の臭いのもとなのだそう。
研ぎ方にもポイントが!
はじめに水を入れたらさっとかき混ぜて水を捨てて、汚れを落としましょう。このとき使う水は「冷水」です。お米の温度を下げて温度差を作ることで、甘味やねばりアップにつながるんだとか……。
研いだら1時間以上水につけて浸水します。30分ほど浸水……はよく聞きますが、「1時間以上」には驚きです!
古古米・古古古米は水分量が少ないので、しっかり吸水させるひと手間が大事です。
炊き方①酒・油を入れて、お米を炊飯器で炊く
お米2合に対して「酒:大さじ1」「油:小さじ1」が目安です。
油や酒を加えると、臭い・黄ばみを防ぎつつ、ごはんにツヤを与えてくれます。
ちなみに、古古米・古古古米は火加減が難しいので、土鍋ではなく炊飯器がおすすめなんだとか。
炊き方②炊き上がったらすぐに混ぜる
炊飯後は放置せず、すぐにしゃもじで混ぜましょう。水分量をキープしながら、ムラができにくくなります。
実食!お米の味は変わる……?
お米のプロおすすめの方法で炊いたごはんは、見事にツヤツヤ!いつもより輝きとふっくら感が増しているような気もします。
甘味もあって、もっちもち。私はいつも浸水せずにすぐ炊いてしまうので、水分量の違いはすぐに分かりました。1粒1粒がふっくらしていて、甘味も感じます。
「保温しっぱなし」はNG!
ちなみに、炊飯器でずっと保温しっぱなしはNG!
古古米・古古古米は黄ばみやすいので、残ったごはんはすぐ冷凍しておきましょう。できれば食べる分だけ炊くのが望ましいです。
また、古古米・古古古米は劣化しやすいので、保存袋などに入れて冷蔵保存するのがベスト。
炊き方・保存方法を工夫して、家計に助けになる備蓄米を美味しくいただきましょう。