楽しいピクニック
友だち家族とわが家で、大きな公園へピクニックに行きました。友だちの子どもは8歳と5歳の男の子。わが家の子どもは8歳と5歳の男の子と、4歳と2歳の女の子です。年齢は違うけれど、いつものように子どもたちはみんなで鬼ごっこをしたりして、遊んでいました。
誰…?お弁当を欲しがる女の子
お昼の時間になったのでお弁当を出して準備していると、鬼ごっこをやめて広場から子どもたちが帰ってきました。私は子どもたちを連れて、手を洗いに行きました。戻ってくると、そこには知らない5歳くらいの女の子の姿が……。
「どうしたの?」と声をかけると、女の子は「一緒にお弁当食べたい!」と言いました。私たちは女の子に、「おうちの人に言わずに勝手に食べ物をあげられないし、一緒には食べられないよ」と伝えてお弁当を食べ始めたのですが、それでも女の子はずっと私たちの前から動かなかったのです。
女の子の母親の言葉に驚愕!
私たちは女の子に「家族のところへ戻ろうね。心配してるよ」と伝えましたが、「大丈夫!」と頑なで、動こうとしません。気まずいままお弁当を食べ終わり、お菓子を出していると、「ちょうだい!」と言う女の子。私たちがアレルギーがあったら困るからあげられないことを伝えると、女の子はようやく去っていきました。
と思ったのも束の間、女の子は母親を連れてきたのです。すると母親は、私たちに聞こえるように「子どもにお菓子もくれないなんて、意地悪な大人たちだね」と女の子に言っていました。発言にも、わざと聞こえるように言ったことにも、かなり驚いた私たち。とっさに関わるのは良くないと思い、何も言い返さず片付けて帰りました。
突然、女の子の母親に思いもよらない言葉をかけられ絶句してしまった私たち。もしものことを考えて、お弁当もお菓子もあげないという判断をした結果、「子どもに意地悪」と言われてしまったのは心外でした。女の子と一緒に保護者を探して、早めに保護者のところに連れて行くべきだったのかなと今さらながら思っています。
思わぬ場面で、他人の子どもとの接し方について考えさせられた出来事でした。安全を最優先に考えた判断が、必ずしも周囲と同じ価値観とは限らないという現実も実感。公園にはいろいろな親子がいて、知らない子ども同士が遊び、保護者と自然にあいさつを交わすような場面も少なくありません。今後は、同じような場面に出くわしたときに、より冷静に、そして周囲との関係にも配慮しながら判断できるよう心がけたいと思います。
著者:鶴川 こだま/20代女性/2017年・2019年生まれの息子と2020年・2023年生まれの娘を育てる4児の母。やんちゃな息子と甘えん坊な娘たちに翻弄されながら、にぎやかな毎日を送っている。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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