ジュースを奢ってくれるお友だち
お友だちと2人で遊ぶと言う日は、一緒に公園まで行っていましたが、その日は他のお友だちと5、6人で遊ぶと言うので、2年生になってしっかりしてきたこともあり、水筒だけ持たせてひとりで公園まで行かせました。
そして、約束の時間通りに帰ってきた長男。何をして遊んだのかなどの話を聞いていると、自動販売機でみんなにジュースを奢ってくれたと言うのです。長男は喜んでいましたが、私は「子ども同士で何かを買ってもらったり、買ってあげたりするのはよくないよ」と教えました。
後日、また遊ぶ約束をしてきたので、その日は公園まで一緒について行き、ジュースを奢ってくれたお友だちに長男のジュース代を返そうとした私。すると、お友だちは「いい! いらない!」と言ってなかなかお金を受け取ってくれないのです。
どうしていらないのかと理由を聞くと、「だって僕のお金じゃないから!」と言うお友だち。よくよく話を聞くと、なんとお父さんの財布ごと持ってきて遊んでいたのです。そして、その日もお父さんの財布を持ってきていて、なんと剥き出しでベンチに置かれていました……。
財布の存在に気付いた私は、急いでお友だちに財布を渡し「誰かに取られちゃったら大変だから置きっぱなしにしたらダメだよ!」と伝え、お友だちを説得して一緒にお家に行くことに。出迎えてくれたお母さんに、長男のジュース代を返して、事情を説明しました。念のため、財布の中身も確認してもらいましたが、お金もカード類も大丈夫そうでひと安心。
お友だちは、勝手にお父さんの財布を持ち出していたようで、その場でお母さんにひどく叱られていました。私も家に帰ってから長男に改めて「子ども同士で奢ったり奢られたりしてはダメ」「お金を使うときは親に許可を取ること」「親の財布を勝手に触らない」などについて伝えました。
◇ ◇ ◇
子ども同士の金銭トラブルは決して少なくありません。お金の大切さや、使い方など、日頃から親子で確認し合って、ルールを決めておくと安心ですね。
著者:清原 由希子/30代・女性・事務職。2児の母。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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