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電車で私の隣に座ってきた男性。突然感じた強烈なにおいで気分が悪くなった理由

公共交通機関に慣れない私にとって、電車という空間はいつも緊張と不安が入り混じる場所でした。思いがけない出来事が、私の「におい」に対する感覚を大きく変えてしまったのです。

 

電車での初めての孤独と緊張

私が育った地域では、車での移動が当たり前で、公共交通機関に乗る機会はほとんどありませんでした。もともと乗り物酔いがひどく、乗り物自体があまり好きではありません。でも、今の生活では電車やバスを使わざるを得ず、我慢して利用しています。

 

その中でも、特に電車が苦手です。その理由にはっきりとしたきっかけがあります。高校生のとき、初めてひとりで電車に乗り、大好きないとこに会いに行きました。たくさん遊んだ帰り道、駅まで見送ってもらい、少し緊張しながらひとりで電車に乗りました。

 

車内は空席がちらほらあり、私の隣も空いていたので、荷物をそこに置いていました。すると、穏やかな雰囲気のおじさんが「ここに座ってもいいですか」と声をかけてきたので、荷物をどかして席を譲りました。

 

香水のにおいが心に残したもの

しかし、そのおじさんはやたらと話しかけてきたり、手を触ってきたりして、私はとても不快に感じました。そのとき、強い香水のようなにおいが鼻に突き、一気に気分が悪くなってしまいました。手を握られることも、においも耐えられず、吐きそうになってしまい、慌てて別の車両に逃げました。

 

それ以来、あの独特の香水のにおいが苦手になり、似たようなにおいがすると、今でも気分が悪くなってしまいます。

 

また、電車やバス、新幹線や飛行機など、公共交通機関を利用する際は、周囲のにおいにとても敏感になりました。特に空腹時やエレベーター、人混みの中では、においで気分が悪くなることが多いです。香水やコロンをつけている方もいますが、私にとってはその香りがつらいのです。

 

 

気付きと小さな思いやり

そんな経験を通して、どんなに自分が好きな香りでも、周囲の人にとっては不快に感じることがあるのだと気付きました。もし自分が香水をつけることがあれば、控えめにして周りに配慮したいと思うようになりました。

 

また、妊婦さんなど、においに敏感な方が電車に乗っているのを見かけると、できるだけ席を譲ったり、換気しやすい場所を譲ったりするようになりました。

 

まとめ

あのときの出来事は、今でも私の「におい」に対する感覚に影響を与えています。それと同時に他人への気配りや思いやりの大切さを教えてくれた出来事でもありました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:山本花子/30代女性・主婦

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

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