スキンシップが遠ざかった夜
「まさか、私だけ?」そう感じたのは、産後の夫婦生活が変化し、戸惑いを覚えた瞬間でした。
出産前は、夫と自然にスキンシップを重ね、お互いを求め合うことが当たり前のように続いていました。でも、第1子を出産してから、私の中で性に対する気持ちが急に冷めてしまったのです。
育児は想像以上に大変で、夜泣きや授乳、家事に追われる毎日。心も体もすり減って、夜になると「とにかく眠りたい」それだけが本音でした。
夫婦のすれ違いと妻の涙の本音
そんな中でも、夫は以前と変わらずスキンシップを求めてきます。
「うれしいはずなのに、どうして素直に応えられないんだろう」
そう思うたびに戸惑いと罪悪感が積もっていきました。
ある夜、疲れ切っていた私は、また夫の誘いを断ってしまいました。すると、夫が不満をぶつけてきたのです。
「俺だって我慢してるんだよ」「もう男として見てくれてないの?」
責めるような言葉に、私も思わず涙があふれて止まりませんでした。
「毎日子ども中心で、どうしてそんな余裕があると思うの?」
そのとき初めて、自分の本音を夫にぶつけることができました。
変わり始めた夫婦の距離
その夜は、たくさん話し合いました
「無理して応えなくていいよ」「もっと感謝を伝え合おう」
少しずつですが、私たちは歩み寄ることができました。
今では、スキンシップの形も変わりました。手をつないだり、ハグをしたり、そんなささやかな時間を大切にしています。
この経験を通して気付いたのは、「我慢ではなく、言葉で伝えることの大切さ」です。どちらかが無理をして続けても、心の距離は埋まらない。素直な気持ちを伝える勇気が、夫婦の絆を深めてくれたのだと思います。
まとめ
素直な気持ちを伝え合うことで、夫婦の絆は少しずつ深まっていきました。これからも言葉で支え合いながら歩んでいきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤ななみ/30代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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