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もうムリ!泣き叫ぶ娘を車に乗せてドアを閉めた瞬間、「え?誰?いったい何?」目の前に止まった見知らぬ1台の車が…

保育園の帰り道、大泣きする4歳の娘とイライラする私。最終的に、座り込む娘を抱っこして車に乗せた直後、1台の車が目の前に止まりました――。

 

帰りたくない!の攻防戦

娘の保育園のお迎えは、毎日がちょっとした戦いでした。保育園が大好きな娘は、お迎えに行っても園庭で遊び続けたり、お友だちとお喋りをしたりして、なかなか帰ろうとしません。

 

何度声をかけても、「まだ遊びたい!」と譲らず、保育園から出るまでに30分以上かかることも。その日も最初はやさしく帰り支度をするよう促していたものの、なかなか帰ろうとしない娘の態度に私はイライラし、強い口調で注意してしまいました。

 

すると娘はその場で大泣きし、座り込んでしまったため、最終的には抱っこして車まで運ぶことに。娘が私の言うことを聞いてくれないもどかしさと、娘を傷つけてしまった後悔で、私は疲れ果ててしまいました。

 

お兄さんからまさかの一言

娘を車に乗せ、運転席に移動しようとしたとき、1台の車が私たちの前に止まりました。「何か言われるのかな」と緊張していた私。すると……。

 

 

その車の窓が開き、運転席から現れた30代ぐらいの男性が、にこやかに空を指差し「虹が見えてるよ」と言ったのです。

 

驚いてその方向を見ると、雨上がりの空に、くっきりと虹がかかっていました。後部座席では、「虹だー!」と娘がうれそうに空を見上げ、さっきまで泣いていたのがうそのように、笑顔が戻っていました。

 

私も、張り詰めていた気持ちがすっとほどけ、肩の力が抜けていくような感覚に。沈んでいた気持ちがふわっと軽くなり、私も娘も楽しい気持ちで帰ることができました。

 

 

私たち親子は虹に気づくどころか喧嘩状態でした。お兄さんはきっと、そんな私たちに、「せっかく虹が出ているのに……! 見てごらん!」と教えたくなったのかもしれません。私は虹を見て感動しただけでなく、お兄さんのやさしさに胸がいっぱいになりました。

 

著者:長濱 ユイ/30代女性/2020年生まれの4歳娘と2023年生まれの1歳娘を育てる2児の母。にぎやかな娘たちとの毎日を楽しみながら、将来の自分のために看護師をしながら副業にも挑戦中。趣味は家庭菜園とスポーツ観戦。

イラスト:きりぷち

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

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