「好きな食べ物な〜んだ?」息子を愛していれば簡単なクイズ→自称・良夫賢父の夫…一答もできず? #夫を捨てます 35
「私、夫を捨てます。」第35話。デザイン事務所に勤めているみゆきさんは、1歳の息子・れんとくんと、夫・シュンさんとの3人家族。育児や家事のことで夫から罵倒される日々に苦しんでいたみゆきさんは、復職のために保活に励みます。しかし、認可保育園の選考に落選し、認可外保育園への入園を夫は却下。仕事や育児、家事のすべてを否定され、結局、仕事を辞めたみゆきさんは夫に怯えながら暮らすように……。
夫は、専業主婦となったみゆきさんから全財産を取り上げ、育児や家事のクオリティ次第で給料を出すというシステムを導入。生活費をほとんど渡されず、みゆきさんは、食事すらまともに食べられない生活を強いられます。
そんなとき、みゆきさんがDVを受けていると知った親友・ももこさんが現れ、みゆきさん親子を救出。洗脳から目が覚めたみゆきさんは「夫を捨てる」と決意します。
一方、自身の出世に舞い上がるシュンさんは、「家庭を大切にしていない部下は必要ない」と断言され大慌て。妻の帰宅にひと安心したのもつかの間、みゆきさんはシュンさんに離婚を宣言。世間体のために離婚を回避したいシュンさんは、金銭的な話を持ち出します。
「本気で言ってるの?」妻の静かな反論
私は、夫から離婚はせず、しばらく別居しようと提案され……。














みゆきさんの気持ちを汲み、子どもの将来も考えているように見える別居の提案。
しかし、実際のところは自分の仕事のことしか頭にないシュンさんなので、みゆきさんから子どもにまつわる質問をされても1つも答えることができません。
「自分を愛していない父親の記憶なんて、ないほうがよっぽど良いわ!!」と、みゆきさんは別居をきっぱり拒否したのでした。
れんとくんが生まれたときから、育児をみゆきさんに任せきりだったシュンさん。わが子の好物はおろか、誕生日すら把握していません。子どものことも世間体を保つための“道具”としか考えていないシュンさんに、父親を名乗る資格はあるのでしょうか。本当に“大事なひとり息子”のことを考えるのであれば、上辺だけ取り繕うのではなく、心の底から子どもと向き合ってほしいものです。
くまおさんの連載は、このほかにもX(旧Twitter)で更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!