争いの場は法廷へ…
夫は息子を引き合いに出したり、別居を提案したりしますが、私の決意は揺らぎません。
「俺の出世が……」
離婚したら出世に悪影響が及ぶと考えるシュンさんは焦りますが、離婚裁判で時間稼ぎをする策を思いつきます。
「易々と離婚届にサインなどせんぞ」
シュンさんは、離婚裁判を長引かせ、その間に会社で必要とされるだけの実績をあげれば、自分の立場は揺るがないと勝利を確信するのでした。
シュンさんが守りたいのは、家庭ではなく会社での地位。離婚裁判を長引かせ、その間に仕事の実績をと考えているようですが、離婚裁判は争点が複雑化すれば、「最長2年」どころか、それ以上に長引く可能性もあります。長引けば長引くだけ、みゆきさんの負担は大きくなります。もしシュンさんの思惑通りに事が進んでも、そうまでして家族を苦しめて、その先に何が残るのでしょうか。それが本当に「勝ち」と言えるのか、今一度、見つめ直してほしいものです。
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