「子どもに愛のない父親は不要」固く決意した私→離婚を避けたい夫が一転「別れてやるよ」真意とは!? #夫を捨てます 36
「私、夫を捨てます。」第36話。デザイン事務所に勤めているみゆきさんは、1歳の息子・れんとくんと、夫・シュンさんとの3人家族。育児や家事のことで夫から罵倒される日々に苦しんでいたみゆきさんは保活に励みます。しかし、認可保育園の選考に落選し、認可外保育園への入園は夫が却下。仕事や育児、家事のすべてを否定され、結局、仕事を辞めたみゆきさんは夫に怯えながら暮らすように……。
夫は、専業主婦となったみゆきさんから全財産を取り上げ、育児や家事のクオリティ次第で給料を出すというシステムを導入。生活費をほとんど渡されず、みゆきさんは、食事すらまともに食べられない生活を強いられます。
そんなとき、みゆきさんがDVを受けていると知った親友・ももこさんが現れ、みゆきさん親子を救出。洗脳から目が覚めたみゆきさんは「夫を捨てる」と決意します。
一方、自身の出世に舞い上がるシュンさんは、「家庭を大切にしていない部下は必要ない」と断言され大慌て。妻の帰宅にひと安心したのもつかの間、みゆきさんは離婚を宣言し、どうにかして説得しようとするシュンさんの提案を退けるのでした。
争いの場は法廷へ…
夫は息子を引き合いに出したり、別居を提案したりしますが、私の決意は揺らぎません。












「俺の出世が……」
離婚したら出世に悪影響が及ぶと考えるシュンさんは焦りますが、離婚裁判で時間稼ぎをする策を思いつきます。
「易々と離婚届にサインなどせんぞ」
シュンさんは、離婚裁判を長引かせ、その間に会社で必要とされるだけの実績をあげれば、自分の立場は揺るがないと勝利を確信するのでした。
シュンさんが守りたいのは、家庭ではなく会社での地位。離婚裁判を長引かせ、その間に仕事の実績をと考えているようですが、離婚裁判は争点が複雑化すれば、「最長2年」どころか、それ以上に長引く可能性もあります。長引けば長引くだけ、みゆきさんの負担は大きくなります。もしシュンさんの思惑通りに事が進んでも、そうまでして家族を苦しめて、その先に何が残るのでしょうか。それが本当に「勝ち」と言えるのか、今一度、見つめ直してほしいものです。
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