記事サムネイル画像

「普通は妻と子どもが出ていくもんだろ!」離婚を迫る不倫夫→パパよく考えて?息子に論破され破滅!?

私は夫とかわいい3人の子どもたちと一緒に、戸建てで暮らしています。もともとは両親が祖父母から受け継いだこの家。孫がのびのび成長するために使っていいと両親が言ってくれて、私たちが住み始めました。

デザイン関係の仕事を在宅でしている私は、こだわりをいっぱい詰め込んで家をリフォーム。お気に入りのわが家となりました。

順風満帆、幸せな日々を過ごしている私たち……と言いたいところですが、実は大きな悩みを抱えています。それは、夫のこと。いつのころからか、家事を一切しなくなり、在宅ワークの私を見下すようになったのです。

 

毎日文句ばかり言われ、始めは言い返していた私ですが、家の中の空気が悪くなるのが嫌で……。子どもたちへの影響を考え、何を言われても何も言い返さなくなりました。

 

育児に関しても完全ノータッチの夫。私にすべて丸投げしているくせに文句だけは一人前なのです。子どもの成長を考えると、父親の育児参加は必要不可欠。そう思い、家事は諦めましたが、育児に関しては何度かお願いしてみました。

 

しかし夫は、「家事や育児は女の仕事だ」と言って取り合ってくれません。在宅とはいえ、私も夫と遜色ない働きをしているのですが……。

 

日に日に怪しさを増す夫の行動

ここ最近、帰りは深夜で、休日出勤や突発的な出張も増えた夫。何だか怪しい……私への冷たい態度は日に日にひどくなり、自分の身だしなみにやたら気を使っています。スマホを肌身離さず持ち歩くようになって、ますますあやしさが増しました。もしかして、不倫しているのでは……そう思い、夫を疑い始めた私。

 

そして、ある日決定的な証拠を得てしまったのです。休日に買い物をしていたら、夫が若い女性と仲むつまじそうに腕を組んで歩いている姿を目撃。これはぐずぐずしていられない! 私はすぐさま行動に出ました。すぐに探偵事務所へ依頼。女性のことを調べ上げ、不倫の証拠を集め始めたのです。

 

それから1カ月後……。
調査結果も受け取り、夫の不倫が確定。いつ離婚を告げようかと考えていたある日、夫が不倫相手の女性を連れて家に帰ってきました。私とは離婚し、不倫相手と再婚したいと言います。「家のリフォームも終わったし、お前はもう用済みだ」と言う夫。子どもたちを連れて出ていけと迫ってきます。

 

私に離婚を迫りながら、ニタニタ笑い合う夫と不倫相手に、私はあ然としてしまいました。どちらが出ていくかもわかっていないだなんて……。

 

優秀すぎる長男がファインプレー連続

どうやら夫は、私の両親名義のこの家を「大黒柱は俺だ」と言う理由で、自分の物だと勘違いしている様子。名義人が誰かを把握していないにしても、そもそもこの家は、私の両親の厚意で、自由に使わせてもらっている家。リフォーム代だって、夫に「もったいない」と反対されたため、私の独身時代の貯金から捻出しています。少し考えれば、自分のものではないとわかりそうなものですが……。

 

私が言葉を失っていると、中学生の長男が「パパ、よく考えてごらんよ?」と言って、会話に入ってきました。長男は「この家はもともと誰の家? ママのおじいちゃんとおばあちゃんの家だよね? それで……?」と夫に順を追って質問していきます。

 

長男に諭されるようにして、ようやく「俺の家じゃないのか!?」と気付いた様子の夫。本当におめでたい人です。この賢い長男が夫の子だなんて信じられません。

 

そして長男は「わかった? 出ていくのは僕たちじゃないよね?」と夫に告げます。すると夫は「いや、でも待てよ! 離婚になったら普通は妻が子どもを連れて出ていくもんだろ! ドラマとか大体そうじゃん!」と衝撃の反論。

 

そんな親子の会話を聞いていた不倫相手は「話が違うじゃない!」と騒ぎ出しました。「子どもは黙ってなさいよ! どうでもいいから出ていってよ!」と迫ってきます。不倫相手もまた、夫と同様に暴論を振りかざしてきたのです。

 

まったく話にならない夫にも不倫相手にもあきれて、私は「はいはい」と離婚を承諾。慰謝料と養育費の支払いを要求しました。すると夫は、あっという間に手のひらを返し「い、慰謝料!? すまんすまん、離婚は冗談!」と言い出したのです。それを聞いた不倫相手は発狂。

 

家をエサに誘ってきたと不倫相手が夫を非難したかと思えば、夫は、不倫相手のほうがしつこく迫ってきたと激怒。お互いをののしり合い始めました。いい加減にして……私がキレそうになっていると、どこかに電話をかけ始めた長男。

 

「あ、もしもし? 警察ですか? 家に……」その言葉を聞いた夫と不倫相手は、瞬く間に退散。私が慌てて長男の手からスマホを取り上げると、警察に通報などしていませんでした。

 

息子に論破され、破滅した夫は…

その後、弁護士を通じて夫と話をして、無事に離婚が成立。慰謝料も養育費も支払ってもらえることになりました。もちろん、不倫相手にも慰謝料をきっちり請求。

 

不倫相手に稼ぎのほとんどを貢いでいた夫は、貯金がなく借金をして慰謝料を支払うことに。借金の返済と、子どもたち3人分の養育費の支払いで極貧生活を強いられることになるでしょう。

 

私の知ったことではありませんが、夫とは破局した不倫相手も、きっとお金に困る苦しい生活を送っているのではないかと思います。

 

私は、3人の子どもたちと穏やかで、幸せな生活を送っています。頼れる長男は今まで以上に家事や下の子たちの面倒を見てくれるようになりました。私はひとりでも、子どもたちを立派に育てていこうと思います

 

◇ ◇ ◇

 

両親そろって家庭を築くことがベスト、必ずしもそうとは限りませんよね。家族の数だけ、家族の形があります。怪しいと感じてすぐに行動し、離婚の準備を進めていた妻はすばらしかったですね。機転をきかせて、修羅場を収めた息子さんも見事。この先、多少の困難が訪れたとしても、今回のように親子で力を合わせて乗り越えていけるといいですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    エンタメの新着記事

  • PICKUP