【やよい軒】夏季限定!南国・宮崎の豪華定食
やよい軒では6月17日から期間限定で「冷汁ととり南蛮の定食」を販売しています。
冷汁の歴史をたどると、農民たちが暑い夏に、生味噌をのせた麦飯に水をかけて食べていたのが始まりなのだとか。
タイやアジなどの魚を素焼きにして使うことが多いようですが、やよい軒ではサバの塩焼きが使用されています。
それに加えて、これまた宮崎県の名物・チキン南蛮を彷彿させる「とり南蛮」がセットになっているという、なんとも贅沢な定食です。
ひんやりスルスル食べられる夏のごちそう
・商品名:冷汁ととり南蛮の定食
・価格:1,090円(税込)
・エネルギー:906kcal
店員さんがテーブルにお盆を置くと、器の中で氷がカランカランと涼やかな音を立てました。冷や汁には氷がたっぷり入っています。
この日の最高気温は33℃。
灼熱の太陽がギラギラと照りつける真っ昼間に訪れた筆者にとって、その音とビジュアルはまさにオアシスでした(笑)。
添えられていた案内を読んでみると、別皿のサバの塩焼きをほぐして、ご飯と一緒に冷汁に加えて食べるスタイルとのこと。
ふむふむ。自分の手で完成させる冷汁というわけですね。ちょっとワクワクします!
まずは何も加えずに、そのまま味見をしてみると、わずかに魚の出汁が感じられました。しかしコレだけだと、冷汁としては少し物足りない印象。
ここにサバを加えると、どう味わいが変化するのでしょう。
サバの塩焼きはパリッと香ばしく焼きあげられていて、ごまがかけられています。そのままでもご飯の良いお供になること間違いありません。
小骨に注意しながらほぐして、ご飯とともに冷汁にドボン。
く、くぅぅぅ~~~!!
ふわりと香る焼き魚の風味。皮の香ばしさが溶け込んだ出汁に、ふっくらとしたサバの身が馴染み、まろやかな麦味噌の旨みと重なります。
じわ〜っと広がるコク……これこれ、これが食べたかった!
薄くスライスされたきゅうりのシャキシャキ感も加わって、口の中に涼を運んでくれます。
器の中の氷がご飯の熱でスーッと溶けて、食べやすく、全体がちょうどいいひんやり具合に。
冷たすぎず、ぬるすぎず、なんとも涼やかな夏仕様の雑炊に仕上がっています。
ご飯がスープを吸ってくるころには、味がより一体となって、どこか懐かしく、ほっとするような味わいに。
冷汁だけでも十分満足できるのですが……もちろん忘れちゃいけません。
宮崎といえば!タルタルたっぷり「とり南蛮」
冷汁のそばにどーんと構える、頼もしきもう一方の主役、とり南蛮。
おそらく、やよい軒の唐揚げをアレンジしたもので衣はさっくり、中はしっとりジューシーです。
酸っぱすぎない程度に酸味があって、暑い日でも食欲をそそられます。そして、上にたっぷりとかかったタルタルソースが……う、うまいっ!
マヨネーズのコク強めでほんのり甘く、全体的にやや濃いめの味わいです。
白ご飯との相性抜群なので、ご飯は冷汁にすべて入れず、とり南蛮のために少し残しておくのが良いかもしれません。
とり南蛮でガツンとしたら冷汁でリセット、とり南蛮で再びガツン!このループ、止まりません。
食べたりない方は無料サービスでおかわりして!
ご飯おかわり無料、だし無料のやよい軒をとことん楽しむ派の人は、サバも少し残しておくのがおすすめ。
だしを注いだご飯にサバと漬物をのせたら、サバ茶漬けの完成です。
冷や汁の”冷”とサバ茶漬けの”温”。2種の味わいをサラサラと胃に流し込んだらもうお腹いっぱいです。
大満足の定食でした!
・リアル友人におすすめできるか度
★★★★★
理由:さっぱりとこってりの黄金コンビに、きっと食欲スイッチが入るはず。
暑い日でもご飯が進む
冷汁好きはもちろん、とにかく暑くてつらい人は、やよい軒へGO! 懐かしいけれど、どこか新鮮な夏のごちそうが待っていますよ。